変節カン
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 殊勝な表情で後任は若手に任せたいなどと言っておいて
 すぐにでも辞めるように思わせ
 これを真に受けた党内の反対勢力が
 不信任決議案に反対の票を投じ、
 結果的に大差によって不信任案否決となると
 途端にいつ辞めるのかを明言せず
 続投に意欲をみせ
 してやったりのニタニタ顔を見せ始めた菅総理。
 
 翌日の参院予算委員会集中審議で
 自民党の山本一太氏の質問
 
 「(マスコミ)各社が早期退陣と書いた。退陣表明でいいのですね」

 これに対する首相の答えは

 「メディアがどう表現するかまで、私がどうこうすることではない」

 として
 
 「(辞めるのは)大震災への取り組みに一定のメドがついた段階」

 と繰り返すばかり…。

 
 あまりのことに、辞めることを確約させたと思っていた
 鳩山さんは色をなして反論。

 「そんなペテン師まがいのことを時の首相がなさってはいけない」

 一度口にしたことを反故にしてはいけないというのなら
 ご自分にも思い当たることがあるのではないかと思いますが、
 まあ、そこは目をつぶるとして…







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 この菅総理の発言にさすがのマスコミもブチ切れましたよ。

  存在自体が「人災」と呼ばれてきた首相が、
  さらに「死に体」となった今、
  未曽有の震災への対応に「めど」をつけることなど困難だ。
  即刻、退くしかあるまい。
  (産経新聞)


  これでは、首相の「退陣表明」が不信任を切り抜け、
  自らの延命を図るための方便と受け止められても仕方あるまい。
  (読売新聞)


  菅首相は世論の支持を得られず、不信任されそうになった。
  そんなとき、国民注視のなかで飛び出したのが「一定のめど」だった。
  結果的に、与野党議員を欺いた発言に、
  「菅さん、それはないでしょう」というしかない。
  (朝日新聞)


 一斉にこんな論調で菅首相批判の記事を書きました。
 注目すべきは最後の朝日新聞。
 どんな時も民主党政権擁護の記事を書いていた新聞社です。
 それがまともな批判記事を書きました。
 「ずっと期待していたのになんだこのざまは」
 といったところでしょうか。
 
 そして今日。
 菅さんの取り巻きからも
 
  「長いこと居座るお積もりはないと思う」

 などといった言葉が出てきました。
 前日まで、大差で否決されてよかったと
 言っていた人たちの口からですよ。

 いつまでもかばっていたら
 我が身も危なくなると考え始めたのでしょう。

 すでに遅すぎですけどもね。
 
 
 1枚目の写真はボケがメイン
 2枚目は背景がボケているものの
 いくらかシャキッとした輪郭
 
 …のつもり。

 強引に話題と結びつけてみました。

 どうかひとつ。(ё_ё)


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