創句と写真で振り返る平成19年 その10
5月その2



  五月雨(さみだれ)が 続いたあとの 五月晴れ 

 
        


 「北海道は、梅雨がなくていいですねえ」

 …なんてネットのお友だちからいわれるんですけど、
 梅雨とまではいえなくても、その一歩手前くらいのものは
 あるんじゃないかというふうに思っております。

 気象予報士の森田正光さんの説明では、
 「えぞ梅雨」とでもいうべきものがあるとのこと。

 気象学的にはやはり梅雨はないんだそうですけどもね。

 本州の梅雨時には、北海道でも続けて降ったり、
 降らないまでも、ジメジメ、ドヨドヨして
 スッキリしない空模様はあるんですよ。



 子どもの頃の記憶では、5月といえば「五月晴れ」というイメージ。
 ひょっとすると、子ども過ぎて、そういうものだというふうに
 単純に思い込んでいただけなのかも知れません。

 昔からエゾ梅雨という言葉があるのだそうですからね。
 これは最近になってつくられた言葉ではないそうです。
 大体、今の北海道人は、わざわざ「エゾ…」なんていいませんからね。
 アタクシも、エゾ梅雨なんて言葉はヤです。
 感覚的にね、なんとなく。

 個人的には「小梅雨」と呼びたい心持ちですよ。


   こつゆ

 いいじゃない?


   こつゆちゃ~~~~ん

 なんかそんなCMあったかな。

 あ、小梅でしたか。
 まあ、いいや。


 どう、小梅雨?


 どうかって聞かれても、答えようはないでしょうけどもね。(;^_^A

 いや、賛意を問うているわけじゃないのです。

 北海道も、やっぱり梅雨時は、
 なんだかハッキリしない空模様が続くのだということを言いたかったわけで…。


 それどころか、5月になっても、全然、五月晴れになりませんでした、と…。


 「五月雨」(さみだれ)ならばは、十分過ぎるほどありました。


 写真は、平成19年5月…。
 かろうじて見られた五月晴れです。



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