創句と写真で振り返る平成19年 その9
5月その1

 毛がなくて よかったなんて そりゃ酷だ



        

   適当な写真がなかったので、中島みゆきのことをいたときの画像を。
   「髪」という歌の一節から…


◎傷跡から毛髪再生、脱毛症治療に光明…米大学で解明 (読売新聞)
 毛髪は、皮膚の傷が治る過程でも自然に再生して生えてくることを、
 米ペンシルベニア大医学部のグループが動物実験で突き止めた。
 脱毛症の新たな治療法の開発につながる成果で、5月17日付の
 英科学誌ネイチャーに発表される。
 同大の伊藤真由美研究員らは、
 毛が生えそろった大人のマウスの背中の皮膚を1~2平方センチ
 ほど切り取って経過を観察。
 表皮がふさがった時の傷が直径5ミリ以上の大きさだと、
 中心部から毛が生えてくることを確認した。
 皮膚の内部では、毛根や毛根を包む「毛包」が新たに作られていた。
 この毛包を分子生物学的な手法で調べたところ、
 周囲にある普通の表皮細胞からできたことが判明。
 いったん分化した大人の表皮細胞にも、
 新たな毛包を作る能力があることが確認された。
 また細胞増殖にかかわるたんぱく質の量を調整して、
 毛包の数を増減させることもできた。




※昔、自らの努力でハゲを克服したという男性が
 テレビで激白しているのを見ていて驚いたことがありました。
 いかにも立派な一流企業の重役クラスというたたずまい。
 スーツ姿も素敵にきまっている方だったのです。
 その方は、ありとあらゆる発毛法を試してみたけれども駄目。
 絶望のあまり、頭を傷つけて血だらけになったりした…
 といったんですよ。
 確かに、見た目も、ハンサムな顔だちでしたから、
 彼としては、なおのこと、頭髪だけ、
 なんで、自分に不足してきたのだというふうに嘆いたんでしょうね。

  天は我を見捨てるのか~~~

 ってな感じで頭を掻きむしっている姿が目に浮かびました。
 頭が血だらけになったというのは、オーバーな表現ではなくて、
 ほんとにそうしたということでしたから、
 すごいなあと思って、それで記憶に残っていたんです



 腕とか足に何かの加減で傷つけてしまったあとに、
 そこの部分から、なぜだか剛毛が生えてきたという経験はないですか?
 あんまり、オイタをしなかったような
 おとなしい人はないかも知れませんけど、元気のいい人でしたら、
 ちょっと大きめなケガをしたあとに、
 そこだけ数本の毛が生えてきたなんて経験があると思うんですヨ。

 で、その血だらけになった中年男性の話を聞いたとき、
 もしかすると、傷だらけになった頭部の傷が治ってくる段階で、
 毛が生えてきたんじゃないのかな…なんて、思ったんです。

 ですから、この「傷跡から毛髪再生」という実験発表は、
 なーるほどと思いましたよ。
 だからといって、今から、傷だらけにしたらどう?
 なんて勧められませんけどね。(^_^)

 もうしばらくすると、何日か入院する「純粋毛髪再生コース」なんてのが、
 病院の皮膚科あたりにできるかもね。



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