創句と写真で振り返る平成19年 その7
4月その1

   ふるさとを いくつも持って 六千万

          


 ◎田中プロ初勝利 沸く苫小牧(苫小牧民報)
 プロ野球の楽天―ソフトバンク戦に、駒大苫小牧高出身の田中将大投手が先発登板し、
 プロ初勝利を挙げた。苫小牧の下宿「ボーディングハウス」から声援を送った長野皓苫小牧後援会長(79)は
 「とにかく驚いている。たいした男だ」と絶賛した。
 初登板から観戦の常連や初めて足を運んだ人など20人を超える会員が集まった。
 楽天の帽子とユニホーム姿にメガホン。登板4度目。「きょうこそ」が合言葉だ。
 初回に3連打され1失点。さらに無死満塁となったが、ここからが圧巻だった。
 小久保から3者連続三振。勢いに乗った。
 逆転して最終回。「マサヒロ」コールを連呼し、「あと2人」「あと1人」と全員が立ち上がる。
 最後の打者を打ち取った瞬間、歓喜の万歳が何度も続いた。
 高校1年当時に下宿で世話をした中谷京子さん(60)は
 「将大も楽天もやればできる」と顔をくしゃくしゃにし、
 お立ち台でヒーローインタビューを受ける姿を食い入るように見入った。


 ※田中投手の現在の「地元」は仙台なんですけど、もう1つの「地元」が苫小牧なんですよね。
 この初勝利の時、苫小牧の盛り上がりは大変なものでした。
 いや苫小牧ばかりじゃなく、やはり甲子園で熱中させてくれた田中投手に対する道民の感覚は、
 ちょっと普通とは違っています。
 地元紙で、田中投手がプロ初勝利した翌日の朝刊は、彼の記事が一面を飾りました。
 スポーツ紙じゃないですよ。
 一般紙の一面を道外の都市を根拠地にしているチームの投手である田中君が勝ったといって、
 一面の記事にしたわけです。
 北海道日本ハムファイターズが地元チームなんですけれど、
 そういうことを突き抜けたところ、道民の心の中に、
 田中投手は存在し続けているということになるようです。

 結局、新人賞を獲得しましたし、年俸も1,500万円から
 来シーズンは一気に6,000万円だそうですよ。
 ちょっと前まで高校生だったのにねえ。

 ちなみに彼の出身地は兵庫県伊丹市。
 小学生時代はキャッチャーだったそうです。

 今日は、さすがにマー君の生写真はないので、
 画像ソフトで処理したものを
 使いました。

※画像はこちらで。

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