関西三空港と関西圏の発展
関西の経済ニュース2010年2月 5日

伊丹・神戸空港「存続を」 関西財界セミナー 本社アンケート
 国立京都国際会館(京都市左京区)で第48回関西財界セミナー(主催・関西経済連合会、関西経済同友会)が4日開幕したのに合わせ、産経新聞社は参加した財界関係者らに、関西国際、大阪(伊丹)、神戸の関西3空港問題に関して伊丹と神戸それぞれの「廃止・縮小」の賛否を問う緊急アンケートを実施。「将来を考えたときに3空港はインフラとして保有すべきだ」(小嶋淳司・がんこフードサービス会長)、「まずは一元管理を」(大鶴英嗣・パナソニック顧問)などと両空港とも存続を求める意見が多かった。

 両空港とも廃止・縮小に「賛成」では、「伊丹は一気に廃止とはいかないので縮小すべきだ。神戸は廃止して他の用途に使えばいい。とにかく航空便を関空に集めるのが最優先だ」(山中諄(まこと)・関西経済同友会代表幹事=南海電気鉄道会長)などが聞かれた。伊丹の廃止・縮小に「反対」では、松尾博人・クラレ相談役が「伊丹は東京便を小型化して便数を増やし、高速バスの感覚で利用すればいい。神戸は利便性が悪く、航空管制も大変だと聞いている」とした。

 一方、神戸の廃止・縮小に「反対」では「伊丹については跡地利用を周辺の再開発とセットでやれば活性化する。神戸は関空を補完すべきだ」(井上礼之・ダイキン工業会長)など。踏み込んだ意見では「まずは3空港を1つの持ち株会社のもとで運営すべきだ。それがうまくいかなければ(伊丹、神戸の)廃止・縮小すればよい」(牧野明次・岩谷産業社長)などがあった。
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上記のように 今 関西三空港の存続を巡って かしましい意見が飛び交っている
橋下大阪府知事は 伊丹は廃止!と はっきり表明

空港を利用する側から言えば 関空の必要性を まったく感じない
伊丹を拡張して そこに国際便を誘致するのが 一番便利だ
遠い 不便 高い の三条件を備えている関空こそ なくすべきだと思う
が ことは そう簡単にはいかない

ハブ空港としての条件を備えられるのは 今のところ 関空しかないからだ
神戸も 国営の空港にして 拡張すれば 関空よりも 利用しやすい空港になるであろう
その中において 住宅密集街の中に存在する伊丹は 分が悪い
機体の軽量化や エンジンを3発以下の飛行機に限って 乗り入れを認めているが
それでも 騒音の影響は残る
まして 大阪都心の真上が 飛行航路になっている関係で 航空管制法により
大阪都心中心部には 超高層建築(200メートル以上)の建物が
ビジネス街 オフィス街に建設出来ないでいる
これが 町の発展に 大きな支障となる
大阪市は 東京や 京都 神戸と異なり 観光資源に乏しい町である
また 不人気都市の上位にランキングされる町でもある
大阪を魅力有る町にするには ランドマークが必要だ
もちろん 今の経済力で そんなもんが必要なのか? と言った意見もあるだろう
だが しかしである 日本で発展する町が 東京だけであるならば
日本の魅力や 経済力は やがて衰退します
競い合う町の存在が必要なのです
東西に魅力の有る町を作り 日本全体の人気を高め 海外の企業誘致や
日本への投資を下支え出来る町を 作る必要があります
そう 30年後 50年後 いや 未来を目指して

南海電鉄の会長は 関空しか目が行ってません
これは 自社の存続にかかわる問題だからでしょうが
関西全体の発展からいえば 笑止!
伊丹は廃止して 神戸に3500メートル級の滑走路を造り
大型機の乗り入れを行う
そして 東京へのシャトル便を飛ばす
そして 大阪市内における 航空法のしばりから離れる
関空では 遠すぎて 関西の空港利用者の大半が 不便を強いられます
行政の都合で そんな不便を強いられるのはお断り
関空より便利な 神戸空港の充実拡張を望みたいです
関空は アジアへの国際便と 国内の遠方路線便に限定してはいかが?
関空利用者の 居住地域の人口分布を作成すれば いかに北部の利用者が多いか理解できるはず
南部に存在する関空では 東京便を飛ばす意味が無いですね

編集 テラ : 一番の問題は地元エゴ 日本全体での俯瞰が必要どす^^
編集 ペン : 何だか成田空港が出来るときみたいな話になって来ましたですね。今でもお江戸に住む人たちから成田は不人気でやんす。便利さから言えば羽田に集めて欲しい・・・関西が大きく発展するのは必要な事だと思いますです。これこそ日本自体のハブ化かと~~