イブの夜に小さな命の物語
今日はペンパパのお誕生日なのです
そこで気は心ってぇ事で買い物に近くのスーパーに出かけたって訳です
すると・・
若いご夫婦が車道近くの歩道に立って何やら困ったご様子
ふと見ると車道に真っ白な猫が横たわっています
死んでいるのか?いや呼吸はしています
若いご主人が言うのには車に跳ねられた様だ
このままだとまた車に轢かれてしまう・・
そこで110番に電話をしてもらい警察の方が来るまでペンは車に避けてもらうために合図を送り続けました
ここまでは良くある話

そこへ髪の長い女性が・・「ありがとうございます」と言う
交通整理まがいの行為に対してかなっと思っていると
「引っ掛けたのは私なんです」あちゃぁ!!
「避けようと思ったのですがどうしても避け切れなかった。すみません」と女性
駆けつけたおまわりさんは猫が死ぬことを前提に処理を始めた
ところが・・この女性は自分の車の中からタオルケットや毛布を出してきて猫が寒いといけないと恐縮するおまわりさんを尻目にさっさと包んであげ始めた。
そこへ一台の車が止まった
窓が開く
「死んでいるのですか?」と運転席の女性
「いいえ まだ生きています」とペン
するとこの女性は車を停めて出てくると携帯電話で行きつけの動物病院に連絡
「結果がどうなるか解らないけれどつれて来い」とお医者様が言った そうなのだ
「早く連れて行きましょう」と女性は車の中から担架代わりの板を出してきておまわりさんに指示を出し動かさないようにそっと車に猫を運び込んだ
猫を引っ掛けたという女性は「私が付いていきます」と・・
こうしてオロオロしているおまわりさんを尻目に2台の車はあっと言う間に小さくなっていく・・
後に残ったのは去って行った女性の名前を訊くのも忘れていたおまわりさんとペンと若いご夫婦
さて・・ここまで来たら助かって欲しい猫さんの命 でやんす

ペンパパの誕生日は何処かへすっ飛びましたとさ
あ~ぁ


人の世もなかなか捨てたものではありませぬ

編集 ペン : ここには悪人はいなかった!ってペンも感動してしまったでやんす。猫の生命力が持ちこたえてくれたことを祈るばかりでやんす
編集 テラマチ : 命の大切さ 人の心の優しさを知る 良いお誕生日になったのでは しかし警察の対応には 単なる事故処理にしか見えませんね 怪我した相手が人間だったら 別の対応をするのに 猫 助かったほしいですね
編集 ZERO : 得え~ おはなしでんあぁ~ 助かる事を願わずにはおられまへん