2015年08月の記事


温かな蒲鉾
急に涼しい毎日になりましたです
朝晩などは肌寒いくらいで・・・
そんな訳で何ヶ月ぶりかで煮込みうどんを作りましたです。
その中に入れた周りがピンクの蒲鉾・・・ホワァッと温かくなった蒲鉾を見て遠い昔の事を思い出しましたです。

・・・それは或る夜の事でやんした・・・
その頃超多忙で少々疲れが溜まっていたペンは10時過ぎには寝床の中へ入っておりましたです
どこか遠くのほうで電話のベルの音が聞こえたような気がして目を覚ましました。
まだ覚醒しない頭で電話を取ると今から某駅まで来いと・・・
夢か現か解らぬままに身支度を整えて駅まで行きましたです。
駅前のロータリーには車の姿も無く最終電車が駅を出て駅員さんがシャッターを下ろし始めましたです。
胡散臭そうな視線を感じながらやっぱり夢だったんだろうかと不安になった時でやんす。
一台の車が猛スピードでロータリーの中に走りこんで来ましたです。
止まると同時に後ろのドアが開き「ペンさん!乗って!」
声の主を判別できないまま 掻っ攫われたペンは翌日まで缶詰にされましたです。
その日の夕方にどうしても録音しないと間に合わない物件が有ると知ったのは完全徹夜で朦朧とした朝の八時過ぎの事。
さすがに気を遣ってくれて事務所の方が朝ごはんの用意をしてくれましたです。
それが温かな白飯と暖かい蒲鉾(笑)
ここは冷たい珈琲が呑みたいっと思ったのですが好意を無にするのも・・・ねぇ
しかし寝不足の身に炊き立てのご飯のにおいはきつかった。
あっ!!UFOが飛んでるっと窓の外を指差せばみんな寝不足で朦朧としているので判断能力が落ちていたのか「どこ?」っと窓の外に視線を向けましたです。
この一瞬にペンの前に有ったご飯と蒲鉾は消えうせましたです。
どうしたのか?それは内緒
せっかく蒸してくれた蒲鉾・・・今だったら美味しいのになぁっと思いましたです
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花火
この闇が好きだと言うあの人は

 音が消えた後の静けさが怖いと肩を抱く

華やかな火の華の後が寂しげで

 夏が終わりと告げている

今年も彼方へ飛んでいく

 青い陽炎がまた一つ
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