ペンの放言

アリスと言う名前を聞いたら真っ先に浮かぶのは「不思議の国アリス」と言うお話。
ディズニーのアニメ映画を見ている身としてはふんわりとした髪とブルーのワンピース姿でウサギを追いかける・・・これしか浮かばない。
このアリスを二つも重ねた名前の作家さんが有栖川有栖。
これがその名前のままに物語に登場するミステリーに二人の名探偵が登場するのでやんす。
ご本人はワトソン役と言ったところか・・・
舞台は京都の私立大学「英都大学」で有栖が学生時代に起きる事件を解決するのが江神二郎と言う上級生。かなり留年しているので７歳年上。
そしてもう一人が社会学部の助教授(准教授)である火村英生なのでやんす。
こちらは有栖が卒業した後に作家として生活する時代の事件を解決する。
文章内の大学描写を見ると京都の有名な某大学がモデルと直ぐにわかる所が何とも微笑ましい。

ペンはどちらの名探偵も好きなのでやんすけど持ち味は全然違うタイプ
でも共通点がある
ずばり変人（笑）
それぞれに心の奥に闇がある
最近テレビでドラマ化されたけどペン的には全然ちゃうじゃ～～ん！！これが感想でやんす
小説は文章から想像するから読み手の数だけ名探偵像があるのでやんすよねぇ

ちょいとお医者様へ出かけましたです。
どこも同じでやんすけど診察までは随分と待ちますです。
備え付けの本棚に何となく目を引く本があったので引っ張り出して待ちながら読むことにしたのでやんす。

それが「お初炎上」
今流行のツイッターの話ではござんせん（笑）

織田信長の妹にして戦国一の美女と謳われたお市の方が産んだ三人姉妹の真ん中の女性の話でやんす。
長女は淀殿となって大阪城の・・これも炎上（笑）
豊臣秀頼と共にこの世を去ったことで有名で、三女は徳川秀忠の正室となったことで有名でやんす。
そうなると・・真ん中のお初とはどないな女性であったのか・・・気になりますです。

かなり厚い本なので読み終わる前に診察の順番が来てしまいましたです。
本棚に読みかけの本をしまおうとしてピン！！
受付にいる女性にそっと近づき小声で言ってみました。
「この本お借りしていっても構いませんか？」

こうして持ち出し禁止の本は今ペンの手元にありますです
さぁ！！！！！！
読むぞっと