2004年06月の記事


すいへい
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         魚


         感覚器官









         側線








         : lateral line



















         −



















         lateral thinking :



         常識 ・ 既成概念に

         とらわれない

         考え方








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いと
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         藻


         カビ ...



         糸状体









         *









         微細繊維



         長い 単繊維









         *









         雄しべの花糸









         クモの糸














         *














         糸を巻く














         記憶の糸

         filaments of memory














         *














         電球


















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かてきそんじゃ
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         【化狄尊者・貨狄尊者】


          栃木県 佐野市の
          竜江院に 伝えられる
          エラスムスの木像

          *

          慶長五年
          漂着したオランダ船
          リーフデ号の
          船首飾りだったものを

          中国で 船の創造者といわれる
          化狄になぞらえて呼んだ



          船首飾り : a figurehead






          ◆






         【リーフデ号】 Liefde


          慶長五年
          豊後国(大分県)に漂着したオランダ船

          徳川家康は大坂・江戸に回航させ
          乗員のウィリアム=アダムズ(三浦按針)
          ヤン=ヨーステンを迎えて顧問とし
          日蘭・日英貿易成立の機縁をつくった






          ◆






          デシデリウス・エラスムス

          Desiderius Erasmus


          1466?−1536


          オランダの人文主義者
          神学者
          風刺作家
          文芸復興の先駆者

          古典文学の校訂注解
          聖書の原典批判
          カトリック教会批判
          − などを行なった


          主著 :

          「愚神礼讚」「格言集」「対話集」「自由意志論」など






          ◆






         【愚神礼讚】 ぐしんらいさん


          原題 ラテン Encomium Moriae

          エラスムス著 一五一一年刊

          宗教批判書


          *


          痴愚女神の自己礼讚に託して
          哲学や宗教などを痛烈に風刺し
          素朴な信仰心の復活
          自然で自由な人間像の回復をはかったもの

          ルネサンス精神のさきがけとなった

          痴愚神礼讚





          = 参照 : 国語大辞典(新装版)小学館 1988








         ●

















         さざなみ
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         化 :



         2. 自然が万物を生育するはたらき


            造化 , 施化



         4. 他のものに姿をかえること , ばけること



         3. 形、性質、状態などがうつり変わること



         1. 徳によって人民を善良に導くこと


            感化













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         化 :



         ? 教え導いて良い方に転化させること

           転化すること


           教化



         ? 仮りに別の姿を現わすこと

           別の姿を現わしたもの


           化身 , 化性





         = 国語大辞典(新装版)小学館 1988













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captive audience
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         とらわれ の 聴衆

         とらわれ の 観客


         *


         乗り物の中などで

         聞きたくもない放送を 聞かされる乗客

         など













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audience
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         1つの集合体 と 考える

         − ときには


         単数形で 《単数扱い》





         個々の成員が 意識される

         − ときには


         単数形で


         《英》では 《複数扱い》になるのが 普通




         複数形は

         複数個の集合体を表す場合に用いる





         = プログレッシブ英和中辞典
           第3版 小学館 198019871998








         ●








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不定形の集合体
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         《 ・・・

           天地開闢けしはじめ 国なお稚く

           砂土浮きただようて

           海月の海水に泳げるがごとく

           浮脂の水の上に漂えるがごとく

           未だ固まらざりし時に

           葦牙のようなる物

           おのずから其中に成り出でて

           此物の萌え騰りて

           大虚の中に登りたるによりて

           高天の原に化生でたまえる ・・・ 》


           = 先代旧事本紀









         《 ・・・

           次に国稚く 浮きし脂の如くして

           久羅下なすただよへる時

           葦牙の如く萌え騰る物に因りて成りませる神の名は

           宇摩志阿斯詞備比古遅神 ・・・ 》


           = 古事記









         《 ・・・

           時に天地の中に一物生まれリ

           状葦牙の如し

           便ち化為りませる神を国常立尊と號す ・・・ 》


           = 日本書紀









         参照 / 自然と日本人 : 樋口清之














         ●














         【葦牙】 あしかび


          = あしづの 葦角 









         【葦角】 あしづの


          葦の若芽 , あしかび , あしわか


          季語 ; 春


          *


          先がとがって、角に似ているところから










         【牙】 かび


          植物の芽


          *


          動詞「かびる(黴)」の 名詞化か ....









         【黴】 かび :


          動詞 「かびる(黴)」 の 名詞化



          *



          1. 真菌類のうち

             菌糸がからみ合った

             不定形の集合体をなすものの総称


             藻菌類、子嚢菌類の多く

             および 担子菌類の一部に見られる


             《季・夏》




          2. いつかは朽ちて

             むなしくなってしまうもの

             − の たとえ


             無価値なもの




           = 国語大辞典(新装版)小学館 1988














           ◆














           「黴」


           by 徳田秋声




           *



           小説

           明治四四年発表 


           主人公の 無気力で荒れた生活を

           苦しいタッチで描く














           ●













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よくたち
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         「夜降て鳴く河千鳥」



          = 万葉集 ‐ 四一四七






          ●





          【夜降つ】 よぐたつ


           夜がふける , 夜ふけになる




           *




          「くたつ」は

           ある状態が 下降的に変化する − 意



           = 国語大辞典(新装版)小学館 1988













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夜 香 木
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         緑白色

         ないし

         クリーム色 の


         筒状の 花



         五裂




         *




         夜間


         芳香を 放つ





         =




         高さ 約二メートル


         葉は 互生し

         長さ 10〜20センチメートルの

         長楕円形

         先はとがる


         花は

         葉腋に 数花ずつ つく






         ●






         ♪.  夜に尖らされて


         詩 : パウル・ツェラン

         曲 : マイケル・ナイマン


         *


         歌 : ウテ・レンパー



         − を 聴く













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noct (i) -  : 夜
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    一本の

    太く 長い 触手を


    ゆっくりと 動かして

    海面を 浮游する


    直径 1ミリメートル 内外の

    球形




    *




    刺激 ,




    閃光的に


    発光 を する




    *




    個で在る ときは

    無色透明 のよう であるが



    無数に 集まると

    桃色に 見え、


    赤潮を 起こし

    魚介類を 窒息させる





    *





    a noctiluca


    noctilucae


















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ふそう、くさのくされ。
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         枯れて

         腐った草が

         化して

         蛍となる



         − 「礼記‐月令」









         *









         腐草






         草の腐れ





         ・・・





         蛍


















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蛍草
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         ほたるそう




         *




         ほたるさいこ    蛍柴胡


         ほたるかずら    蛍葛


         ひとりしずか    一人静



         − の 異名













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         果実を

         食用として 利用する









         人工的に 栽培して

         副食物とする













         ●














         茎 根

         肥大生長


         木部の発達


         多年生の 地上茎


         茎の伸長差

         高木

         低木









         ◆









         地上の茎

         あまり発達しない 木部


         一年で枯れる植物体



         地下茎の発達によって

         多年生となる種もある









         俗に


         草

         − と 呼ばれる ....














         ■












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重要な果菜
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     密生する白い軟毛




     特有の臭気




     羽状複葉




     卵形 または 長楕円形の 小葉




     葉腋に 総状花序




     花  ...





     *




         総状花序


         長い花軸に 花柄のある花をつける

         無限花序


         フジ、 クララ、 スズラン ・・・




     *




     肉質の 果皮

     多量の 汁液

     液果




     形 色 大きさ

     多様性に富む

     果実







     ●






     小金瓜



     蕃茄



     とうがき



     あかなす



     さんごじゅなすび







     ■













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果実 :
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     2. 努力などの結果



     3. 元物から生ずる経済的収益物


        天然果実 − 果樹の実、羊毛、牛乳 など

        法定果実 − 家賃、地代、利息 など



     = 国語大辞典(新装版)小学館 1988














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珊瑚樹
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     スイカズラ科の

     常緑小高木




     葉は 対生し

     光沢があり

     質厚く

     楕円形 または 倒長卵形




     初夏

     二対の葉をもつ 短枝の先端に

     先が五裂した 筒状の小さな白い花が

     円錐状に 多数密集して 咲く




     *




     円錐状に密生した果実を

     珊瑚にみたてて

     この名がある





     =





     きさんご


     やぶさんご


     いぬたらよう


     しまたらよう


     めたらよう





     *





     季語 : 秋






     ●






     木の枝の形をした珊瑚













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あるいは
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     サンゴ虫(ポリプ)は 集まって

     樹枝状の群体をつくる





     =





     ポリプ


     腔腸動物の 生活環上にみられる

     一時期の形態


     あるいは 群体を構成する一個虫




     *




     円筒形


     下端 足盤となって他物に付着

     上端 八本あるいは多くの触手



     無性的な分裂によって有性世代のクラゲ型を遊離する

     淡水産ヒドラのように生殖細胞が発達するものもある



     ヒドロ虫類

     鉢水母類

     花虫類 ....



     それぞれ 固有の ポリプ型



     =



     個体が死ぬと

     石灰質からなる 骨軸だけが のこる

















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alcyon
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     静かな海に巣を作るという

     伝説の吉鳥





     *





     かわせみ





     *






     さんご虫
































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シャウヤウ
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     商羊




     =




     雨が降りそうになると

     舞う


     − という


     伝説上の鳥




     *




     転じて




     雨



















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a roc’s egg
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     話だけで

     実際には存在しない物








     ●








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lek
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     レック



     *



     繁殖期に

     雌を誘うディスプレーで雄が競い合う場所


     また その行動





     = プログレッシブ英和中辞典 第3版 小学館 198019871998













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期 : ちぎり
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     後頭に羽冠ができる




     頭頂から背面にかけて暗褐色

     顔から腹面にかけて美しい深紅色で

     体側と翼に小白点が散在





     背に白色の飾り羽 蓑羽が生ずる





     のどの裸出した皮膚上の斑紋が

     綬を吐くようにみえる





     頭に二〜三本の長い飾り羽と

     背から尾端に向かって

     搨毛という飾り羽が生える





     赤黄色と黒色の美しい羽色をし

     くびと腰に飾り毛を生じる





     襟巻のような飾りばねが生える





     頭部が黒くなる





     上くちばしのつけねに

     著しい角状の突起がでる





     ・・・





     空中から急降下する時に

     開いた尾の鳴る音が 雷鳴に似ている





     ダンス場をつくったり

     地上につくった構築物のまわりを きれいにする


















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しめ
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         木を立てたる




         草を結ぶ




         縄を張る






         ・・・・






         *






         はいらせまいと

         心で 思う




         出て行くのを

         止めようとして

         結ぶ






         *





         注連



         標 ....







         ●







             「心のしめはいふかひもなし」 和泉式部







         ■







         標の外(ほか) :


         神 あるいは 特定の人間が領有する 地域の外

         神社の境内 内裏などの外


         男女の間が隔たっていること

         相手が手のとどかないところにいること


         ・・・






         ◆






         標の内人(うちびと) :


         1. 神社 または 神事に奉仕する人

         2. 宮中に仕える人













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解 ; ほつれ
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     Mark - Anthony Turnage :

     ♪. BLOOD ON THE FLOOR


     *


     ?T. ブラッド・オン・ザ・フロア
     ?U. ジュニア・アディクト (若年麻薬中毒者)
     ?V. 叫び
     ?W. 甘き退廃
     ?X. 注射針
     ?Y. アンディのためのエレジー
     ?Z. 心痛
     ?[. 手入れ
     ?\. 恐れを払いのけて




     ◇




     《 ・・・

       ターネイジは 公の場での演奏のために
       〈甘き退廃〉と〈注射針〉の間に
       インターヴァルの指示を記している

       このインターヴァルは
       「ピアノの移動や、再チューニング」のような
       退屈な演奏手続き上の必要性から置かれたものではなく
       音楽自体がそこで一息つき
       それ自体の含意を吸収するために 存在するものである


       ・・・ 》




       = ブライアン・モートン

         〈trans. Kobayashi Seiichi〉







     ■







     フランシス・ベーコン


     『ブラッド・オン・ザ・フロア』





     ラングストーン・ヒューズ


     『ジュニア・アディクト〈若年麻薬中毒者〉』





     へザー・ベッツ

     『恐れを払いのけて』







     ・・・








     ●







     《 ・・・


       翔びたって よそへ行けるか

       あるいは死か

       それが 国境だ ・・・ 》





       *





       1980年代末

       ギリシャ アルバニア ユーゴスラヴィア

       ブルガリア トルコ  −  との

       国境線


       片足を 宙に吊り上げられたようにあげ

       空に翔び立つ こうのとり如き姿をしてみせた という

       ひとりの男 .....










     ●










     




     交錯する


     音〈楽〉と 詩 絵画



     ・・・


     ヒトの イトナミ













     *












     結節 ...


















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bruise
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     薬を砕く


     たたきつぶす








     金属片

     表面をへこませる











     果物を 傷つける











     *










     青


     赤


     黒褐色







     打撲










     *









     人を傷つける












     感情を 害する


















     心の痛手





























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やきつける
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     メトール



     フェニドン



     ハイドロキノン



     ・・・






     *






     感光乳剤





     塗布





     印画紙









     ■









     陰画から 陽画へ


























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焙出
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     酒



     明礬



     塩化コバルト溶液



     蜜柑の汁




     ・・・




     invisible ink


     あぶり出しインク


     sympathetic ink





     =





     a picture drawn in invisible ink


     あぶり出しの絵








     *






     invisible .....



























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inkling
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     かすかな音





     うわさ






     *






     暗示





     ほのめかし





     ・・・






     うすうす感づく































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けいたい
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     ink-blot test :


     インクブロット検査


     *


     インクのしみによる 連想試験






     ◆





     Rorschach test :


     ロールシャッハテスト


     *


     インクのしみによる 性格検査法






     ■





     = プログレッシブ英和中辞典 第3版 小学館 198019871998























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すいちょく
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    MICHAEL GORDON : 

    ♪.  weather




    Ensemble Rosonanz

    Conducted by Evan Ziporyn





    − を 聴く






    ○◎●






   《 ・・・


     【ウェザー】は、
     真冬の最中にミュンヘンからハンブルクに向かっていた列車の中で、
     1分間でエリオット・キャプランとともに考え出したものだ。

     エリオットはナプキンを取り出すと、
     空中に直立したオーケストラの絵を描いた。
     私はその絵を見て、恐ろしく、実現不可能だと思った。
     オーケストラがそんな風にして演奏できるわけがない。

     ・・・

     アンサンブル・レゾナンスとのリハーサルは、
     クラシック音楽の弦楽器奏者のグループいうより
     天使の一団と仕事をしているような感じだった。

     リハーサルの最後にはいつも、
     彼らはお互いが見えないように壁の方を向いてもう一度演奏し、
     垂直に配置したアンサンブルのシミュレーションをしていた。

     そしてとうとう足場の上に上がり、
     ビデオ・モニター、スクリーン、スピーカー、ワイヤー、マイク、
     そしてエリオットによる驚異すべき映像に囲まれるのであった。

     ・・・ 》


     = マイケル・ゴードン




     ■ 


    


     ウェザー



     ・・・・



     「うわべは無秩序でカオス的な、制御しがたい力」(Gordon M)


























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びこう
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    窓を あける


    朝の 匂いを 嗅ぐ




    首

    汗


    己の ...



    照度を増してゆく

    あたり


    手元




    息を 吐く




    コーヒーの 蒸気を

    吸引する


























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いちべつ
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   「 Last of England 」

    − イングランドへの最後の一瞥 −


    by Ford Madox Brown (1821-1893)


    *


    絵画 ...






   ■





   《 ・・・

     観客は容易にこの映画
     −『ラスト・オブ・イングランド』− を
     読めるはずだ

     この男は貧しいんだなとか
     これは結婚式だなとか

     この映画の構造は旅と同じ
     本でも ページをめくれば新しい展開は起こるわけで

     いわゆる「物語(ストーリー)」を必死に織り込まなくても
     ひとりでに それらしい雰囲気は生まれてくるものだよ 》


     = デレク・ジャーマン





   ■





   Roger Waters :

   ♪. the post war dream



   from : Pink Floyd 《 Final Cut 》



   − を 噛む




   *




   《 真実を 教えておくれ

     イエスは なぜ磔にされたのか

     親父が死んだのは そのためだったのか

     きみのため?

     それとも 僕のため?

     僕は TVばかり観すぎたのだろうか

     きみの眼は 僕を非難しているのかい?

     ・・・ 》








     *







    《 ...


      what have we done to england

      should we shout should we scream

      ”what happened to the post war dream ? ”


      ... 》 = roger waters


























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ざわめき
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   《 ・・・


     ひとりが別のひとりのために身を退ける。

     ひとりがもうひとりのために存在する
     ( l’un est pour l’autre )。

     そのせいで語り手は深い喜びを感じる。

     その喜びが語り手を存在のはるか高みへと
     上昇させるように思われる。

     けれどもそれは偽りの出来事であり、
     たちまち無名性の薄暗い冷気に、
     暗い中庭の奥を見つめている語り手を凍えさせる
     宇宙的な冷気に、混じり合ってしまう。

     この終わりなき空間の沈黙・・・存在の広大さと、
     地上でこれまで殺し合ってきたひとびとの群れを前にしたとき、
     他人に一歩の道を譲るような不確かな動作が
     いったいなんでありえよう。

     どうでもいいような機械的動作だ!

     卓越した知性を行使して
     案ずるに足るような問題ではないにもかかわらず、
     この動作はそれを軽んじ、それを押し殺そうとする沈黙のうちで、
     絶え間ないざわめきの音を立て続ける。


     ・・・ 》


     = エマニュエル・レヴィナス / 内田 樹 訳

       『白日の狂気』についての演習  〜 より






















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canopy
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   コックピット

   透明な円蓋







   空







   熱帯雨林

   林冠







   傘体



   空気を受けて ふくらむ

   パラシュート







   羽虫








   蚊を追い払う網のついたベッド






   天蓋







   日よけ


   ・・・ 乳母車






























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かけら
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   書物

   le Livre



   ・・・







   秘密


   多義的な 謎







   読み の 可能性







   *







   エマニュエル・レヴィナス :

   『白日の狂気』についての演習


   〜 「モーリス・ブランショ」 内田 樹 訳



   − を あらためて 砕く







   ●







   『白日の狂気』



    ...



    Folie du Jour







   ○







   陽光に

   うすらいでゆく



   l’Ecrit




   書かれたもの







   *







   《 門の前で

     ひとりの男が

     一台の乳母車に

     道を譲る 》






















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Chants d’oiseaux
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  あけがらす


  「明烏 かはい かはいの 声につれ」


   = 近江源氏先陣館‐九




  ◇




  後朝


  「きぬぎぬになるともきかぬとりだにも
   あけゆくほどぞこゑもおしまぬ」

   = 新勅撰和歌集 ‐ 七九三




  ◇




  衣衣


  「しののめのほがらほがらとあけゆけば
   おのがきぬぎぬなるぞかなしき」

   = 古今集‐六三七







  ●





  Olivier MESSIAEN :

  ♪. 鳥の歌 《 Livre d’orgue 》



  Hans-Ola Ericsson : organ




  − を 聴く



















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いへぢ
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  ゆきはよいよい ...





  ●





  【家路】 いえじ


   1. その家の方へ向って行く路

   2. わが家へ帰る路 , 帰路

   3. 訪れるべき女の家 , 自分が通い住む女の家


   = 国語大辞典(新装版)小学館 1988



   *



   「なほ家ちと思はむ方はまたなかりけり」 * 源氏物語‐帚木



















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しんしょ
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 「さ寝なへば己許呂乃緒呂に乗りてかなしも」



  = 万葉集 − 三四六六





  ◆





  己許呂乃緒呂 :

  ココロノをロ / 心の緒ろ


  *


  「緒ろ」の「ろ」は 接尾語



  =



  こころの緒 − 「心緒(しんしょ)」の訓読み



  : 物を思い続ける心のさまを 緒にたとえたもの





  ◇





  心にのる :


  心を占めて離れなくなる


  また 心にかなう





  ◆





  お , を , 緒 :




  ・ 糸やひもなど細長いもの



  ・ 楽器/弓などの弦



  ・ 履き物につけて 足にかけるひも

    鼻緒



  ・ 物事の長く続くこと

    また そのもの


    → 《転じて

       あるいは 玉(魂)をつなぐものの意から》

       いのち , 生命




  ◆





  【さ寝】 さぬ


  「さ」は 接頭語



  *



  1. 寝る


  2. 特に 男女が共寝する




  =



  ref.国語大辞典(新装版)小学館 1988






  ●






  ・・・





  ♪. ひとり寝の子守唄

  by 加藤登紀子



  − を 聴く























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おろく
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  心がうつろになる







  ぼんやりする







  *






  「おろか」の「おろ」を 動詞化したもの


  ref.国語大辞典(新装版)小学館 1988





















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蛇使い土手のお六
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  〜 杜若艶色紫 : 四世鶴屋南北




























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りんかい
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          さかい


          境界




          *




          物質が


          ある状態から

          別の状態へと 変化する


          きわ





          *




          りんかい‐あつ

          りんかい‐おんど

          りんかい‐かく

          りんかい‐じょうたい




          臨界圧   蒸気の臨界状態の圧力


          臨界温度  蒸気の臨界状態の温度


          臨界角   屈折率の大きな媒質から小さな媒質に光が進む場合
                 それ以上大きくなると全反射となるような入射角の値


          臨界状態  臨界圧力で気体と液体が共存し
                 区別がつかなくなっているときの物質の状態



          = 国語大辞典(新装版)小学館 1988





          ●





          《 ・・・


            チョムスキーは
            幼い子供の脳の中には
            言語の文法を受け容れる
            基本構造〈モジュールと呼ばれている〉がある
            と推測した。

            ・・・

            この考えは、拡大解釈され、
            哲学者のフォダーや考古学者のスパーパーによって、
            言語の学習だけでなく、
            いろいろな本能にもモジュールがある
            と提唱された。

            モジュールは行動ごとに独立していて、
            音楽のモジュール、
            抽象化のモジュール、
            人間関係のモジュール、
            倫理のモジュールなど、
            たくさんのモジュールがある
            と考えられている。

            ・・・

            モジュールに臨界期があるということは重要で、
            ある一定の期間内に外部環境に応じて学習しないと、
            モジュールは正常に分化することができない。
            臨界期は短いものでは数時間、
            長いものでは数年間におよぶものもある。


            ・・・ 》



            = 柳澤桂子





         ●





         他者や モノ コト と


         どのように


         かかわっていくのか



         ・・・


































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どてうま
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  土手馬 :


  江戸時代

  江戸の日本堤を経て新吉原に通う客が乗った駄賃馬


  のち 転じて

  日本堤に立って 客の帰りを待ち受ける船頭


  = 国語大辞典(新装版)小学館 1988





















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雲霧五人女
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  雲切のお六

  すばしりお熊

  木鼠お吉

  おさらばお伝

  山猫おさん


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  白浪五人女


  = 処女評判善悪鏡 : 河竹黙阿弥






















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お六櫛
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  木曾街道 藪原の宿

  − 長野県木曾郡木祖村− の名物の

  すき櫛


  黄楊などで作り 歯が細く密で長い


  江戸時代 享和頃

  お六という女が作りはじめて

  ひろまったという


  = 国語大辞典(新装版)小学館 1988
























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