2005年10月の記事


ふきかへ
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    ●崖から落下する、チェ尚宮。

             - 「宮廷女官 チャングムの誓い」



    ●花札をすりかえる、チョング。

             - 「オール・イン 運命の愛」



    □




    【吹替】 ふきかへ  - 「ふきがえ」とも



     1.貨幣や金属具などを溶かして鋳直すこと。また、
       その鋳直したもの。改鋳。


     2.歌舞伎の早替わりで、
       替わる両役が同時に舞台に登場するとき、
       その俳優に似せた他の俳優を身がわりに用いること。
       また、その身がわりの俳優。


     3.映画やテレビドラマなどで、
       主役の代わりをつとめる俳優。
       替え玉。
       スタンドイン。


     4.歌舞伎で、
       死骸になったり投げ落とされたりするとき、
       役者にかえて舞台に出す人形。


     5.転じて、
       一般に代わりのもの。
       替え玉。
       また、すりかえたもの。


     6.賭博(とばく)で、
       正しい札や采(さい)を
       不正なものと巧みに取り替えること。


     7.外国映画、テレビなどのせりふを
       自国語に翻訳して吹き込むこと。
       また、その声優。



     ~ Kokugo Dai Jiten Dictionary. Shinsou-ban
       (Revised edition) Shogakukan 1988








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最高学府を、
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  《 ・・・


    晋城大君   ならばどのような順だ?

    チャングム  初めは 今顕酒
           次が 天天酒
           次は 既当酒
           最後は 死為酒 でございます


           ・・・ 》




  《 ・・・


    晋城大君  「今天既死・・・・・今日の天は既に死し」
          「顕天当為・・・・・
            現る天は当然の天にならなければならない」
          これはどういうことなのだ?
          これは明らかに「黄巾の乱」当時、
          張角が書いた檄文、
          「蒼天既死・・・・・蒼い空は既に死し」
          「黄天当為・・・・・
            黄巾賊の天が当然天にならなければならない」
          にならって頭文字を替えたものではないか?
          今天・・・・・・今日の天とは今上殿下を指し・・・・・、
          顕天・・・・・・現る天とは
          私の名 「顕」をとったものではないか


          ・・・ 》



          ~ 「宮廷女官 チャングムの誓い」 シナリオ・ブック




          ●




          * 実際は
           朝鮮王朝の中宗の名前は 「顕」ではなく 
           「折」の下に「女」と書く

           「顕」は 中国〈唐〉の中宗の名



          * 中宗反正 : チュンジョンバンジョン
           1506年
           中宗〈晋城大君/チンソンデグン〉を立てて
           燕山君〈ヨンサングン〉を廃位させた



          * 反正 : 
           不徳の王の代わりに新しい王を立てて
           国政を正すこと



          ** 燕山君〈ヨンサングン〉在位1494-1506

            朝鮮王朝第一〇代国王
            全国から美女を集めたり
            成均館〈最高学府〉を遊技場とするなど
            奇行が多かった

            暴政をおこなったとして
            弟の中宗に王位を剥奪され
            江華島に流されて没した

            廃王であるため
            「祖」「宗」の朝号を贈られず
            王子のときの名でよばれる


           

  ■




  【反正】 はんせい

   「春秋公羊伝‐哀公一四年」による

   正しい状態にかえすこと。
   また、正しい状態にかえること。
   特に、政治を正すこと。



  【撥乱】 はつらん

   「撥」は治めるの意

   乱れた世の中を治めること。



  【撥乱反正】 はつらん‐はんせい

   「春秋公羊伝‐哀公一四年」による

   乱れた世の中を治めて
   もとの正しい状態にかえすこと。




   【春秋公羊伝】 シュンジウクヤウデン

    「春秋」の注釈書。

    斉の公羊高(くようこう)の伝述したものを、
    その玄孫の寿と弟子の胡母子都等が記録したもの。

    公羊伝。



   【公羊学】 クヤウがく

    「春秋」の三つの注釈書のうち
    「公羊伝」を正統なものとする学問。

    中国、漢代に成立したが、
    清代末期に、魏源、康有為が出て盛んとなった。

    その特色は、
    孔子を天命を受けた改革家としてとらえ、
    したがって社会の改革を肯定、実践することにあり、
    戊戌(ぼじゅつ)の変法の原理となるなど、
    当時の思想界に大きな影響を与えた。



  ~ Kokugo Dai Jiten Dictionary. Shinsou-ban
    (Revised edition) Shogakukan 1988





  ●








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風・雅・頌
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  > 木曜日の夜、チャングムですよ!

    土曜日もね!



  *



  「ふたつの愛」 / 「夢の宮中」





   ●



   景福宮 キョンボックン :

  「景福」は『詩経』に由来する言葉で
  《王とその子孫、すべての百姓が
   平和で幸せに暮らすことを願うという意味がある》
   - とのこと ....


   *


   現在 再建進行中
   2025年... 全ての復元が完成〈予定〉



   ◆



  【景福】 けいふく  (「景」は大きい意)

   大きなさいわい。



  【詩経】 シキャウ

   中国最古の詩集で、経書の一つ。
   三〇五編。撰者未詳。

   孔子が約三〇〇〇の古詩から選んだものともいう。
   風・雅・頌の三部から成る。

   風は国風ともいい、黄河流域の諸国の民謡で一五に分かれ、
   雅は周王朝の宮廷歌で大雅・小雅の二つに分かれ、
   頌は祖先神をまつる歌で周頌・魯頌・商頌の三つに分かれる。

   ほぼ紀元前一〇~六世紀間の歌と推定され、
   四言の詩型を中心として、くりかえしが多い。

   漢の毛亨(もうこう)が伝えた書が唯一の完本であるため
   「毛詩」ともいう。詩(し)。


   ~ Kokugo Dai Jiten Dictionary. Shinsou-ban
     (Revised edition) Shogakukan 1988





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かさね
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  朝鮮王朝時代 官僚たちの衣服は
 『経国大典』や『続大典』によって 厳しく定められていた

  - そうです


  たとえば (時代によって多少の変化があるようですが)


    官服 ;

       正三品以上の堂上官は 紅
       従三品以以下の堂下官は 青

    胸と背の標章(胸背/ヒュンベ) ;

       武官 - 獣(虎など)
       文官 - 鳥(鶴など)

       堂上官の武官 - 「双虎胸背」= 2頭の虎
       堂下官の武官 - 「単虎胸背」= 1頭の虎

       堂上官の文官 - 「双鶴胸背」= 2羽の鶴
       堂下官の文官 - 「双鶴胸背」= 1羽の鶴


  - など など ....


  ⇒ 自習の友 ; 『朝鮮王朝 韓国服飾図録』(臨川書店)



  ちなみに

  NHKドラマガイド「宮廷女官チャングムの誓い」によれば

  「衣裳スタッフチーム」は
  デザイナーが1名 現場での採寸やスタイリング担当が4名
  - ださうですが

  実際 どうだったのか 気になるところです
  


  ●



  ところで 「色の重ね合わせ」といへば

  拙者の脳裏には
  紅葉(山吹+赤蘇芳)など
  「襲」が うかびあがって きます


  といふことで ......



  *



  襲 (かさね) ;

  衣服を重ねて着るときの、衣と衣との配色、
  または、衣の表と裏との配色。

  季節によって色目(いろめ)にきまりがあり、
  紅梅襲、卯の花襲、山吹襲などのようにいう。



  襲の色目 :

  位色(いしき)に関係のない、
  公家男女の下着や私服の地質に、
  季節による配色を考慮して生じた表地と裏地の襲の色と、
  衣服数枚を重ねた場合の袖、襟、裾口などに見られる色合。

  きれ地がかたくなってから形式化し、
  「おめり」と呼んで、
  裏地を表地にのぞかせるのが普通となった。


     ( 襲の色目 :

      女性の五つ衣・単・重ね袿などの、袖・襟・裾の配合。
      男性の直衣・狩衣・下襲などの表地と裏地の配色。
      平安貴族の間で発達。
      一定の組み合わせが考案され、
      季節の変化に応じた着用の決まりや、名称が伝えられている。

      * 日本語大辞典/講談社 )




  【位色】 いしき - 位袍 , いしょく

   位階に相当する色。

   衣服令の規定する朝服の色は、

   一位 深紫、
   二、三位 浅紫、
   四位 深緋、
   五位 浅緋、
   六位 深緑、
   七位 浅緑、
   八位 深縹、
   初位 浅縹。




  【当色】 とうしき (「とうじき」とも。「色」は種類の意)

   1.律令制で、身分や位階に相当した色。
   2.身分や位階に相当した色の服。
     礼服でなく、日常着用する衣服についていう。
   3.同じ身分・階層であること。
     同種に属する人。
     また、その身分・階層。
   4.ひろく同じ種類のもの。また、その種。
   5.その年の生気の方角、
     すなわち吉方(えほう)にそれぞれ配した色


   ~ Kokugo Dai Jiten Dictionary. Shinsou-ban
     (Revised edition) Shogakukan 1988




  ◆




  歌劇「魔笛」 E.シカネーダー/W.A.モーツァルト


    ♪. 序曲


     ( 岩山。
      そこかしこに木があり、両側は高くソソリタッテイル。
      近くに円い寺院。
      タミ-ノが 日本の狩衣を着て 岩の間から登場。
      手に弓を持っているが 矢は無い。
      タミーノの後を追って 大蛇が現れる。)





  ■




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苦味
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  書籍を眺めている

  その延長に

  母が録画している NHK『宮廷女官 チャングムの誓い』 - がある


  ・・・ といつた 感じです




  ●




  『東アジア歴史像の構成』 川勝守 吉田光男 浜口允子
  『東アジアの中の日本文化』 村井章介
  『日本文化研究』 高木昭作/末木文美士
  『日本文化研究』 高木昭作
  『中世日本の歴史』 五味文彦/本郷和人
  『中世日本の物語と絵画』 佐野みどり/並木誠士
  『韓国朝鮮の歴史と社会』 吉田光男

   ・
   ・
   ・
   ・

  『宮廷女官 チャングムの誓い シナリオ・ブック 』 (張銀英 = 翻訳)
    - 第1巻 第2巻 第3巻
  『宮廷女官 チャングム』キム・ヨンヒョン/ウ・ヒョンオク
  『韓国ドラマガイド 宮廷女官 チャングムの誓い』 NHK出版
    - 前編 後編
  『宮廷女官 チャングムの誓い』ユ・ミンジュ
    - 上・中・下

  『チャングム』 キム・サンホン
    - ① 宮廷篇 ② 追放篇 ③ 医女篇




  ●




  《 ・・・

    (・・・)ソウルの故宮、景福宮は、決して祝福された王宮ではなかった。
    (・・・)正宮として、初代国王李成桂によって一三九五年に建造されたが、
    一五九二年に豊臣秀吉の朝鮮侵略(壬辰倭乱)で焼失し、再建されたのは
    三百年近く後の一八六七年のことだ。
    ところが一八九五年には、
    朝鮮公使だった三浦梧楼(後に枢密顧問官)の指揮の下、
    日本軍人・大陸浪人らが宮中に乱入し、
    閔妃(第二十六代高宗の妃。明成皇后)を殺害するという事件(閔妃暗殺事件)が起きた。
    さらに一九一〇年に朝鮮を植民地とした日本は王制を廃するとともに、
    宮中の四千棟の建物を取り壊したうえ、二六年には正殿である勤政殿の前面に
    朝鮮総督府庁舎を建設した。

    ・・・・ 》  ~ 米津篤八




  ■








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すももももももももの.....
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  こんにちは


  葡萄か 蔦か ....

  蔦も実のなる 添 添 添


  まっ それはさておき


  日記 掲示板に触発されて ....


   「宇津の山にいたりて、わが入らむとする道は、
    いと暗う細きに、つたかえでは茂り」  など

  『伊勢物語』に ふれやうか....

  いな

  恩受けた お蔦一家の危難を救おうとする
  長谷川伸の 『一本刀土俵入』

  あるいは

  のちに お蔦&主税の悲恋として脚色され
  新派悲劇の代表的狂言となつたところの
  泉鏡花 『婦系図』 にしやうか と つたのからまる 思案橋

  結局 エリック・シーガル の
  『ラブ・ストーリィ』を 手にとった 拙者にてござ候



   ◆



   《 オリバー・バレット四世 四年生

     ・・・

     専攻 社会学
     優等生リスト記載年度 六一・六二・六三年
     オール・アイビー、ファースト・チーム在部年度 六二・六三年

     ・・・・ 》



     * オール・アイビー ; 
      ハーバード、イェール、ダートマスなどの大学が所属している
      アイビー・リーグで、
      スポーツ部門での最も優秀選手に選ばれたことを意味する。



  ◆



 【蔦屋重三郎】

  江戸中期の地本問屋、蔦屋の主人。
  本名北川珂理。
  通称、蔦重(つたじゅう)。
  狂名、蔦唐丸(つたのからまる)



 【思案橋】

  Ⅰ 歴史上の著名人物などが、
    右へ行こうか左へ行こうかと思案したなどの伝説をもつ橋。
    また、その伝説。

  Ⅱ かつて
    東京都中央区小網町一丁目と二丁目との間にあった
    堀に架けられていた橋

    江戸初期
    元吉原の遊郭へ行こうかやめようか
    この橋で思案したところからという

     


 【葡萄】 えび

  1. 「ぶどう(葡萄)」の古名。
  2. 「えびいろ(葡萄色)」の略。
  3. 「えびぞめ(葡萄染)」の略。




 【葡萄科】 ぶどうか

  双子葉植物の一科。

  世界に一二属七〇〇余種知られ、
  主として熱帯および亜熱帯に生育するつる性植物。
  まれに直立する低木。

  日本にはヤマブドウ、サンカクヅル、ツタ、ヤブカラシなど
  四属一〇余種自生する。



 【蔦】 つた

  ブドウ科の落葉性つる植物。

  各地の山林、岩壁、石垣などに生える。

  秋の紅葉が美しいので盆栽にしたり壁や石垣などにはわせる。
  葉の反対側に巻ひげが出るが
  二節続いて出ると次の一節には出ない性質がある。
  また巻ひげは小形で枝分れし先端に吸盤があって、他物に吸着する。
  葉は長柄をもち掌状に二~三裂するか、卵形の三個の小葉からなる。
  夏、短枝の先端に短い花序を出し黄緑色の小さな五弁花を集める。
  果実は球形の液果で紫黒色に熟す。

  和名は、伝うの意からという。
  漢名、爬山虎。 地錦。

  なつづた。 つたもみじ。 紅葉づた。 《季・秋》


  ~ Kokugo Dai Jiten Dictionary. Shinsou-ban
    (Revised edition)  Shogakukan 1988













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