2005年04月の記事


MistyRose
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         砂時計



         頭蓋骨



         ・・・





         空 .. くう














         *














         17世紀 オランダ









         vanitas

         バニタス









         空を表す 絵画




















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         窓の色が 妙だ


         明るく 照っている 西側

         東方向は 暗い


         窓を開ける


         風のうねり

         木々の 痙攣



         ◆





           トタンがセンベイ食べて

           春の日の夕暮れは穏やかです


               - 春の日の夕暮れ / 中原中也




         ◆




         合成樹脂の 波を打った

         自転車置き場の 覆いが 踊っている



         *



         見せかけの

         モノ コト に よって

         覆い隠されている モノ コト



         恣意性を 隠蔽する


         特定の ヌァニを 押し付ける



         *



              昭和卅年四月廿五日初版印刷

              昭和卅年四月卅日初版發行


              三百五拾部特制限定版 第六四冊

                   〈内二百部ノミ配布〉




         「陳述」 神保光太郎詩集


              - を 手に取る



         =




         シミ

         糊の跡



         ・・・


         紙製の ケースが

         センベイを

         食べた












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         ●









         一日のおわりに






         *






         高橋悠治 :

         ♪. Insomnia  (眠れない夜) 

            - バイオリンと声と空篌のための版 -


         ... by G・クレーメル & 吉野直子






         - を 聴く















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    煌煌と照らされた

    街



    人びと

    みせ

    ビジュアル

    オーディオ

    プロダクト



    輻輳する 電波



    tube it  地下鉄に乗る





    *





    金属

    ゴム

    ガラス


    ・・・


    ブラウン管

    熱電子管

    真空管





    ... tube 





      《 ・・・


        人間の成長

        成熟


        世代を新たにするにつれ

        促進されていく

        発達の速度


        身体

        性



        成熟



        ・・・ 》





    発達加速現象


    都市化外傷説





    トンネル






    ●






    加速















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      書物


      とじ目の 余白






      それぞのページの

      背に近い

      ブブン









      新聞の

      ページ境の


      余白














      :














      喉


      咽


      吭














      :














      《 観客様はみな鰯

          咽喉が鳴ります牡蠣殻と

        ゆあーん ゆよーん ゆやゆよん 》









      中原中也詩集



      「サーカス」のページの


      のんど に

      瞼を 閉じる




















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      絶え絶えに

      野中を

      流れている

      水






      人知れず

      流れている

      水






      わすれみず









      *









      潮汐




      岩のくぼみ


      ...


      わすれじお









      ◇









      魚


      背鰭の中ほどの 所




      忘


      わすれ

      - と いう




















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      雪泥の鴻爪 :



      雪どけの ぬかるみの上を

      鴻が 歩いた 爪あと



      =



      あとかたが残らない



      *



      人の行い 世間の出来事などが

      消えてしまって

      あとから たずねにくい





      ■





      雪泥 ; せつでい

      鴻爪 ; こうそう



      鴻 ; ひしくい


















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すいてき
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    ケント紙の上に

    雨 一粒を 受ける



    *




    しずくの広がりを

    みつめる






    ●






    美濃紙の上に

    雨 一粒を 受ける






















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かしょ
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  《 ・・・


     歌書よりも軍書に悲し吉野山

    古来、幾百位苦戦とも知れぬ歌人や文学者によって
   詠われてきた吉野山だが、そういう詩歌をいくつ集めてみても、
   この美しい土地を背景に繰り広げられた戦いの歴史が描き出した
   「滅びの美学」を凌駕することはできないという。


   ・・・ 》


   ~ 「天河伝説殺人事件(上)」 内田康夫/角川文庫






  ■






  【歌書】 かしょ


   歌道に関する書物。

   歌論書。

   歌集。





  ●





  【歌書羽織】 かしょばおり


   歌書の古筆切で作った紙子羽織。



  【紙子・紙衣】 かみこ


   紙で作った衣服。

   上質の厚くすいた和紙に柿渋をぬり、
   何度も日にかわかし、
   夜露にさらしてもみやわらげ、
   衣服に仕立てたもの。

   女の手によらないで作ることができるので、
   もと律宗の僧侶が用いたという。

   はじめ、
   布の代用品として広く貴賤の間で用いたが、
   安価であるところからのちには貧乏人が愛用。

   かみぎぬ。《季・冬》


   *


   粗末な衣服というところから、
   あわれな姿、
   おちぶれた状態 - の たとえ。





  【古筆切】 こひつぎれ


   古筆 -

      古人の筆跡。
      古人の書いた書画。
      とくに、
      平安時代から鎌倉時代にかけて書かれた
      和様の書道のすぐれたもの。
      主にかな書きのものをいう。

   - の 断片。


   平安時代から鎌倉時代にかけての歌集、
   物語、経巻などを、
   数行または一葉に切断したもの。


   茶道の流行に伴い、
   これを掛軸などにしたてて茶席などの装飾用、
   鑑賞用としたり、
   各種の古筆切を張りこんだ
   古筆手鑑を作ったりすることが盛んに行なわれた。




   ~ Kokugo Dai Jiten Dictionary. Shinsou-ban
     (Revised edition) Shogakukan 1988














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ゲンプク
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   「この君の御童姿、いと、変へま憂く思せど、
    十二にて御元服したまふ」


    ~ 源氏物語‐桐壺






    ●






   「元」


    頭(かしら)


    首(こうべ)









   「服」


    身につける







   ●






   現在は「げんぷく」がふつう

   明治中頃までは「げんぶく」













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厳つ霊
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  「上に八色(やくさ)の雷公(イカツチ)有り」


   - 日本書紀






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  いかずち



  いかづち



  雷




  =




  「いか(厳)つ(=の)ち(霊)」の意





  ~ Kokugo Dai Jiten Dictionary. Shinsou-ban
    (Revised edition) Shogakukan 1988






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  http://blog.goo.ne.jp/cetace/e/49b6b5c5855d589314b804a550ba65bc













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さくらもち
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  a rice cake filled with sweet bean paste
  and wrapped in a pickled cherry leaf





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  【桜餅】


   Ⅰ

   小麦粉を水に練って薄く焼いた皮で餡(あん)を巻き、
   塩漬けにした桜の葉で包んだ菓子。

   もとは小麦粉の皮に小豆餡を包み、
   塩漬けにした桜の葉でおおって蒸した。

   享保二年に江戸向島長命寺門前で売り出されたものが元祖という。
   現在では、小麦粉にかえて、もち米をついたものを用いる。

   《季・春》





   Ⅱ

   歌舞伎脚本「都鳥廓白浪」の俗称。



   みやこどりながれのしらなみ :

   歌舞伎脚本。世話物。三幕。河竹黙阿弥作。
   安政元年江戸河原崎座初演。隅田川物の一つ。

   忍ぶの惣太と名乗る男伊達になり
   江戸向島で桜餅屋を営む京都吉田家の旧臣山田六郎は
   お家再興を計るが
   誤って主家の子の梅若丸を殺し
   女装した松若丸にわざと切られてわびる。



   ~ Kokugo Dai Jiten Dictionary. Shinsou-ban
     (Revised edition) Shogakukan 1988













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ヒレ肉
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  大人になるまでこのままに


  *


  ♪. Mignon 2 《 So lasst mich scheine ,bis ich werde 》 D.727




  詞 : J.W.ゲーテ

  曲 : F.シューベルト



  *



  第3作







  ●







  mignon :



  小さくて美しい

  かわいらしい

  愛くるしい.



  ━


  かわいらしい人.


  フィレミニヨン (filet mignon)

  : 牛の腰部の小さい円形のヒレ肉.



  ~ Progressive English-Japanese Dictionary
    Third edition Shogakukan 1980,1987,1998







  ●







  シャトーブリアン :



  Ⅰ Chateaubriand

    フランスの作家、政治家。

    フランス‐ロマン主義文学の創始者。
    代表作は中編「アタラ」「ルネ」を含む「キリスト教精髄」

    1768~1848


    *


      【キリスト教精髄】 キリストケウセイズイ

       五巻。 1802年刊。
       キリスト教と芸術や道徳の関係を情緒的に論じたもの。




  Ⅱ chateaubriand

    ヒレ肉を 網または鉄板上で焼いたもの。

    Chateaubriand の家のコックが工夫したところからの名称
    と いわれる



  ~ Kokugo Dai Jiten Dictionary. Shinsou-ban
    (Revised edition) Shogakukan 1988













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Pepper Coast
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  : 胡椒海岸


  アフリカ西部
  シエラレオネからリベリアにいたる海岸の
  ヨーロッパ人による呼称


  ~ Kokugo Dai Jiten Dictionary. Shinsou-ban
    (Revised edition) Shogakukan 1988



  ●



  では

  当該地域の人々は

  何と 呼んできた

  そして 何と呼んでいる ので あらうくぁ


  ちなみに ,

  昭和52年発行の とある地図帳では

  胡椒海岸 -
     穀物海岸 -
       象牙海岸 -
         黄金海岸 -
            **海岸

  ト、

  同様の事情により 名づけられたのではなからうか


  などと

  さらに 拙者を ?で包む 名が 並んでる


  う~む ・・・


  自習しやう....





  ◆





  胡椒丸飲み :


  せっかくの胡椒の味も、
  かみくだいてこそわかるのだが、
  まる飲みにしてはその味もわからないの意。

  転じて、

  表面だけ見て、
  真実の意味を理解しないことのたとえ。


  ~ Kokugo Dai Jiten Dictionary. Shinsou-ban
    (Revised edition) Shogakukan 1988









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つばさ
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  roger waters ;


  ♪. PIGS ON THE WING 1

  ♪. PIGS ON THE WING 2




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  Pigs might fly.

  If pigs could fly we could shoot for bacon.



  *



  bring home the bacon 《略式》


    (1) 生活必需品を備える ; 生活費をかせぐ.

    (2) 仕事を果たす ; 成功する ; 勝つ.




  ◆




  Bacon


  1 Francis , (1561-1626) : 英国の哲学者

  2 Roger , (1214?-94?) : 英国の哲学者.




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  www.flying-pig.co.uk








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