しんしょ
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 「さ寝なへば己許呂乃緒呂に乗りてかなしも」



  = 万葉集 − 三四六六





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  己許呂乃緒呂 :

  ココロノをロ / 心の緒ろ


  *


  「緒ろ」の「ろ」は 接尾語



  =



  こころの緒 − 「心緒(しんしょ)」の訓読み



  : 物を思い続ける心のさまを 緒にたとえたもの





  ◇





  心にのる :


  心を占めて離れなくなる


  また 心にかなう





  ◆





  お , を , 緒 :




  ・ 糸やひもなど細長いもの



  ・ 楽器/弓などの弦



  ・ 履き物につけて 足にかけるひも

    鼻緒



  ・ 物事の長く続くこと

    また そのもの


    → 《転じて

       あるいは 玉(魂)をつなぐものの意から》

       いのち , 生命




  ◆





  【さ寝】 さぬ


  「さ」は 接頭語



  *



  1. 寝る


  2. 特に 男女が共寝する




  =



  ref.国語大辞典(新装版)小学館 1988






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  ♪. ひとり寝の子守唄

  by 加藤登紀子



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