真っ白に なっちまった ぜい
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  【娑羅双樹】さらそうじゅ


   フタバガキ科の常緑高木
   インド北部原産

   幹は高さ三〇メートルに達する

   葉は互生し 有柄の卵状楕円形で
   先はとがり 長さ15〜25センチメートル

   葉柄の基部には 托葉がある

   葉腋に 径約二センチメートルの
   淡黄色の五弁花を 円錐状に多数集めてつける

   果実には 長さ5センチメートルぐらいの
   萼が生長した 翼が五枚ある

   材は堅く くさりにくく インドの代表的有用材で
   建築材 枕木 橋梁 カヌーなどに用いる

   樹脂は サール‐ダンマーといい
   ワニスや 硬膏の 原料になる

   *

   釈迦が入滅した場所の四方に
   この木が 二本ずつ植えられていた
   という伝説から この名がある



   ◆



  【双樹】そうじゅ


   二本の木 , 一対の木 ; 娑羅双樹の略



   ◆



  【双林】 そうりん


   二本ずつ並んで樹の植えられている林の意

   *

   釈迦が 七宝の床の上で死んだ時

   四方に一双ずつ 八本あったことから

   娑羅双樹の林をいう


   *


   季語 : 春



   ◆



  『鶴の林』 − 「涅槃経」から出た語


   釈迦入滅のとき

   娑羅双樹が 白鶴のように白く変色した

   というところから

   = 鶴林(かくりん)



   ◇



  【鶴林】 かくりん


   釈迦入滅の

   拘尸那城の 阿利羅跋提河の辺に生えていた

   沙羅双樹の異称

   *

   釈迦が入滅した時

   あたかも白鶴のように まっ白に枯れた

   というところからいう


   転じて 釈迦の死

   また一般に

   僧寺や 僧寺の樹林

   あるいは 人の臨終の意 などにいう


   *


   季語 : 春




  ref. 国語大辞典(新装版)小学館 1988



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  っと ぬぁるほどぉ....


  娑羅双樹の花は

  淡黄色の五弁花 ぬぁのくぁ〜 ....


  しくぁしぬぁぐぁら ぬぁんじゃぬぁっ


  双林 そのものが

  まっ白に 変色した

  といふ ことのほうぐぁ ,


  う〜む ・・・


  矢吹ジョー の

  「真っ白」に 重なりますわい なぁ


  テン テン テン

  

  ●  



  ちなみに

  娑羅 , 娑羅の樹 といふ 異名をもつ

  「夏椿」は

  初夏 葉腋に

  径約5センチメートルの

  白い五弁花をつける − とのことである



  *



  白


  しろ


  わが 部屋の ましろき天井と向きあいつ

  けふは これにて

  まどろむことにしやう








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