京都の花街
このあいだ ある新聞だったと思うが 舞妓さんについて
このように書かれていたので ご紹介させていただく

京都市内以外に住んでいる方達にとって 舞妓さん=祇園 と連想されているとの事

これは メディアの力によるものだと思うが
京都には 五花街が存在しているのである
この五つの花街ごとに 舞妓さん(舞妓ちゃん)や 芸妓(京都では芸子では無く芸妓)
さんたちが 存在しているのである
では その五花街とは どこにあるのか?
俗に言う 「祇園」と言う花街は存在しない(広義では有る)
祇園には 1.「祇園甲部」 と 2.「祇園東」 の二つの花街があり
祇園以外には 3.「先斗町」 4.「宮川町」 5.「上七軒」 と有り さらに 6.島原を加えて 六花街とも呼ばれるのである

この中で 小規模ながら 一番歴史が古いのが 上七軒で
北野天満宮のすぐねきにある花街で 趣が残っている

祇園東は 祇園甲部に対し 以前は祇園乙部と呼ばれていたが
甲より 乙の方が格下のような感じるのを嫌い 祇園東になったそうだ

先斗町は 「京都先斗町に降る雪も~♪」で 地名はお馴染みかと思うが
ここにも 舞妓さんや 芸妓さんが存在しているのである
宮川町は 宮川筋に存在し 祇園の周辺にあたる

今の祇園さん(八坂神社)周辺には 上七軒と島原を除く 四つの花街が
ででで~んと その存在を 世間に認めさせているのである

さて 祇園で遊ぶには ルールが存在し そのルールを破ると
お茶屋さんへの出入りが 難しくなるのは 昔も今もかわらない
そのルールの一つが 出入りする御茶屋さんは 一箇所に決めること
同じ 祇園甲部の御茶屋さんを 何軒もハシゴするのはご法度なので
くれぐれも ご注意を
すなわち 馴染みの店を一軒こしらえて そこに足しげく通うのが上策と言うものである
なぜなら 祇園で悪い噂がながれたら 京都では商売を続けることが出来なくなったり
個人的な信用が丸つぶれになるからである

遊ぶなら スマートにして 信義を重んじ 謙虚にすることである