花火
この闇が好きだと言うあの人は

 音が消えた後の静けさが怖いと肩を抱く

華やかな火の華の後が寂しげで

 夏が終わりと告げている

今年も彼方へ飛んでいく

 青い陽炎がまた一つ

編集 ペン : 墨田の花火は魂を鎮める為に行われたとか言います。天に駆け上っていけるといいなぁっと^^
編集 freehand2007 : 残暑のお見舞いを申しあげます.初秋の夜に饗宴の話題を、メルヘンのタッチでお示しいただき、哲学の深みに加えて表現の広がり.うなっております.いつもいつも、ありがとう存じます.