ひびき
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  石井眞木 :

  ♪. 夜の響き − ヴァイオリン独奏のための 1988


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  「夜の響き」 〈・・・〉
  響きは「夜〈西洋〉」に傾いていよう
  しかし よく耳を澄まして聴いてほしい...
  この作品の底流には
  「朝〈東洋〉」の訪れを予感させる響きが
  流れているはずである

  ・・・            石井眞木
                   〈ライナーノーツより〉


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  少しあけた窓から

  空気が流れ込んでいるのでしょう

  部屋の扉が 音をたてています


  窓のそとからは 

  身体を使った学習をしている 小学生の こえ


  何ものも再生せず

  電波を 受信することもしていない

  いまは

  キーボードが発する 音と

  自分自身が発する 音とが

  拙者の 身辺で 響いています


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  午前10時を 前に

  始動した 一日の 響きについて

  思い めぐらせてます

























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