2B
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  高等寺子屋時代

  好きだった 課目の一つに

  「近・現代文学選」といふものがありました


  テキストは 文庫本 そのもの


  最初の年次には

  島崎藤村 の 「桜の実の熟す時」

  安部公房 の 「壁−S・カルマ氏の犯罪」 − を

  噛み砕いたのですが


  その授業に臨んでいるときの スタイルが

  今も抜けず

  本を読むときには いつも

  2Bの鉛筆を 持ち合わせておりまする


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  もっとも,

  拙者は 北村透谷の 生涯や

  安部公房スタジオの ドキュメント などに

  そそられて

  ・・・

  あとで 修正をするのが たいへんでした
























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