2003 12/29 14:02
Category : 聴之介
.
「Murasaqi(ムラサキ)。すなわち、ヲナゴ」 日葡辞書
●
Dear ,
日葡辞書は
国語大辞典(新装版)小学館 1988 が いふやうに
「国語史 特に 室町時代語研究上の重要な資料」,
能 狂言の世界を 覗き見ている 拙者にとって
とても 魅力的な存在です
本篇は慶長八年〈1603〉
補遺は翌九年 刊行 とのことですので
今年 ちゃうど 400年
歌舞伎(阿国歌舞妓) 江戸開府 と ならぶ
アニバーサリー だったのに...
ビロード、カルタ、タバコ、ジュバン などを ながめつつ
オポルト港から積み出された 赤い葡萄酒を あじわいつつ
ポルトガルとの 交点を みつめなおしても いいのでは
ないかいな ト, 思いつづけた 一年でした
ところで つい最近 「女学生の異称」に
「紫衛門/むらさきえもん」なる ことばがあるのを 知りました
これは 明治・大正の頃女学生の袴が 多く紫色だったところから
三十六歌仙の一人 赤染衛門の名をもじってつけられたもの
だとのことですが
なぜ はいからさんたちの袴は 多く 紫色だったのであらう
大学の卒業式に 紫衛門が いまだに出現するのは なぜだらう
603(飛鳥) 「冠位十二階」
8世紀初め(奈良) 「衣服令(えぶくりょう)」
9世紀初め(平安) 唐風模倣
1615/1635(江戸) 「武家諸法度」
1861(江戸) 「衣服冠履等異様之製禁止ノ令」
1872(明治5) 礼服制定 など
− 服飾をめぐる わが国の政策とのカンケイは あるのだらうくぁ
てんてんてん
ト、 新しい 学習テーマが むらむらと
いな むくむくと 這い出してきている
師走 29日 正午すぎ にて ござ候
□
「雨降れば水に浮かべるうたかたの久しからぬは我身なりけり」
− 赤染衛門
■
【日葡辞書】 : にっぽじしょ
原題ポルトガル Vocabvlario da Lingoa de Iapam (一冊)
本篇・補遺からなる
耶蘇会宣教師数名(氏名未詳)共編
本篇は慶長八年〈1603〉 補遺は翌九年
長崎学林刊
約三万二千八百の日本語を和漢・雅俗などの別なく採集
ポルトガル語で語釈を施し
出典・用法・関連語・位相その他を示し
宣教師らの日本語修得の便を図ったもの
国語史 特に 室町時代語研究上の重要な資料
ドミニコ会のスペイン語訳 「日西辞書」
(Vocabvlario de Iapon ― 1630年マニラ刊)
があるほか
レオン=パジェスによる仏訳 「日仏辞書」
(Dictionnaire Japonais-Francis ― 1968年パリ刊)
がある (* Francis ... c のしたにひげ)
.
「Murasaqi(ムラサキ)。すなわち、ヲナゴ」 日葡辞書
●
Dear ,
日葡辞書は
国語大辞典(新装版)小学館 1988 が いふやうに
「国語史 特に 室町時代語研究上の重要な資料」,
能 狂言の世界を 覗き見ている 拙者にとって
とても 魅力的な存在です
本篇は慶長八年〈1603〉
補遺は翌九年 刊行 とのことですので
今年 ちゃうど 400年
歌舞伎(阿国歌舞妓) 江戸開府 と ならぶ
アニバーサリー だったのに...
ビロード、カルタ、タバコ、ジュバン などを ながめつつ
オポルト港から積み出された 赤い葡萄酒を あじわいつつ
ポルトガルとの 交点を みつめなおしても いいのでは
ないかいな ト, 思いつづけた 一年でした
ところで つい最近 「女学生の異称」に
「紫衛門/むらさきえもん」なる ことばがあるのを 知りました
これは 明治・大正の頃女学生の袴が 多く紫色だったところから
三十六歌仙の一人 赤染衛門の名をもじってつけられたもの
だとのことですが
なぜ はいからさんたちの袴は 多く 紫色だったのであらう
大学の卒業式に 紫衛門が いまだに出現するのは なぜだらう
603(飛鳥) 「冠位十二階」
8世紀初め(奈良) 「衣服令(えぶくりょう)」
9世紀初め(平安) 唐風模倣
1615/1635(江戸) 「武家諸法度」
1861(江戸) 「衣服冠履等異様之製禁止ノ令」
1872(明治5) 礼服制定 など
− 服飾をめぐる わが国の政策とのカンケイは あるのだらうくぁ
てんてんてん
ト、 新しい 学習テーマが むらむらと
いな むくむくと 這い出してきている
師走 29日 正午すぎ にて ござ候
□
「雨降れば水に浮かべるうたかたの久しからぬは我身なりけり」
− 赤染衛門
■
【日葡辞書】 : にっぽじしょ
原題ポルトガル Vocabvlario da Lingoa de Iapam (一冊)
本篇・補遺からなる
耶蘇会宣教師数名(氏名未詳)共編
本篇は慶長八年〈1603〉 補遺は翌九年
長崎学林刊
約三万二千八百の日本語を和漢・雅俗などの別なく採集
ポルトガル語で語釈を施し
出典・用法・関連語・位相その他を示し
宣教師らの日本語修得の便を図ったもの
国語史 特に 室町時代語研究上の重要な資料
ドミニコ会のスペイン語訳 「日西辞書」
(Vocabvlario de Iapon ― 1630年マニラ刊)
があるほか
レオン=パジェスによる仏訳 「日仏辞書」
(Dictionnaire Japonais-Francis ― 1968年パリ刊)
がある (* Francis ... c のしたにひげ)
.