らくしょ
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    時の権力者に対する批判や

    社会の風潮に対する風刺

    あざけりの意を含んだ匿名の文書 などを

    【落書/らくしょ】といふ


    そのうち

    記されたもの の 表現ぐぁ

    詩歌形式によるもの で あつた ならば

    呼び名は 落首(らくしゅ) と ぬぁるのじゃぬぁっ

    *

    くぉれは 平安初期からみられるもので

    方法としては

    相手の家の門壁などにはりつけたり

    人目に触れやすい場所に落として 人に拾わせたりした

    − とのことである


    ところで

    辞書を開き 「落書」にあたつてみると

    “おとしぶみ” に 遭遇することにぬぁる はづ

    ぬぁのじゃぐぁ


    “おとしぶみ”は

    その言葉の響きとは うらはらなものとして

    拙者の前に 落ちておりました



    すなはち


    【落文】 :


     1 人に言いたいが公然とは言えない事を

       匿名の文書に書いて 屋内や路上などに落としておくもの

       ; らくしょ


     2 江戸時代

       火を付けるとか 殺す とかいった 脅迫文を書いて

       他人の家の玄関などに投げ込んだ文書

       また それを行なうこと

       ; 捨文 , 投文


     − にて ござ候


     *


     ちなみに

     巣が 巻いた手紙のようにみえるところから

     オトシブミ と呼ばれる

     オトシブミ科の小甲虫が おりまする が


          体長6〜10ミリメートル
          頭部細長く 後頭部くびれる
          頭 胸 黒く
          前ばねは 赤褐色または黒色なり
          各地に分布

          季語としては 《夏》


     オトシブミの 親御さんたちは

     クヌギ ナラなどの葉を丸めて巣をつくり

     地上に落とします


     その 巣の中で

     卵が 孵化し

     幼虫は 巣の一部を食べて育つ の じゃぬぁ〜



     ・・・



     = 参照 : 国語大辞典(新装版)小学館 1988




     ■



     おとしぶみ という ことば が

     醸し出す モノ コト


       これは

       こいぶみ にも 感じることぬぁのじゃが


     その 雰囲気に流されて

     文の内容

     本質を

     見誤ってしまふことのないように

     気をつけたいものでござる ぬぁっ



     ふむ...

































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