4)承 意味=太吉津波伝説の構造Ⅰ 釧路アイヌ文化懇話会第435講250913
4)承 意味=太吉津波伝説の構造Ⅰ 釧路アイヌ文化懇話会第435講250913

  海岸線からわずか500メートルほどの位置にある春採湖。岸辺の旧家に山本太吉家が。
 同家に伝えられる「津波と春採湖」伝説。
 「伝説の象徴性・蓋然性と信憑性、祭神事」タイトルで、伝説の構造を解き明かす第1話。

 170字ほどの伝説に、こめられた伝説の象徴性の表す点、そしてその「表す点」が概ね<妥当>とする意味を、次に示した。

  ⑩地震あれば、後に津波
  ⑪⑩で低→高地、汀→逃散
  ⑫⑪=暗黙下の《避難》行動
  ⑬経験則=量り難い津波高度
  ⑭水は低き向かい流出セオリー
  ⑮地縁共同体員避難→なぜ?
  ⑯ハルトリとモシリア=水結節

  ※蓋然 がいぜん 性=当然ありうる、成立するハズの物語。
  ※象徴性=事物・事象に重ねて示す思想、託す願望。