越後国出身者の鮭漁場に起源と・・・・・ 御得稲荷神社由緒240519
 越後国出身者の鮭漁場に起源と・・・・・ 御得稲荷神社由緒240519

 「繁栄」の対語は、「衰微」「衰退」ではあろうが、「中心街の繁栄」の対語となれば「中心街支持力の喪失」。
 農漁村集落に無人社が増えて、神職の兼任が増加している。そうした指摘の後には、祭祀奉納をしなくなった、出来なくなったの状況。
 ここへ来て、繁栄を支えたはずの神々に「神社仕舞い」の知らせを聴かされている。

 2022年4月20日 水曜日には「日枝神社 4月で閉鎖 旭町、老朽化や高齢化などで」と報じられた。
 https://kushironews.jp/2022/04/20/334499/#google_vignette
 「大正時代から新潟県出身者の心のよりどころとして建立された日(ひ)枝(えい)神社(釧路市旭町9、田村某・・・」とされる。

 「手繰網漁業に用いられる『川崎船』という帆船が釧路に進出し、タラ、スケトウダラ、カレイなどの沖合漁業に従事した記録」
 「川崎船に乗ってやってきた越後の漁民は、現在の釧路市旭町、川上町に定住し、この辺りは漁師町として繁栄しましたが、昭和2年(1927年)、新潟県北蒲原郡次第浜(現:北蒲原郡聖籠町次第浜)出身の漁師たちが、地元にある『日枝神社』から分霊勧請してできたのが、現在のこの神社」とも。 
  https://blog.goo.ne.jp/five-colors1213/e/f3f25054af6c8bc1f30f1fdaca27b65b

 越後漁業者の釧路沖合出漁と申すと「タラ、スケトウダラ、カレイ」と心得ていた。
 が、釧路市寿町一丁目の御得稲荷神社」は「トンケシ浜に開設、鮭漁場に設置の小祠が起源」と。
 思うに次第浜=旭町の中越に対して、下越と申すか村上市あたりの出身者の創建になる、かと。

 二代目から伊藤家が神職を務めてこられた。三代目 律師が2014年に亡くなられ、17年に「釧路国壱ノ宮 厳島神社に合祀」された。
 跡地に「由緒碑」が設置され、その碑文を記載してみておく。
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郷土伝統芸能と両輪の農山漁村&都市間交流に重要な枠組みを蓄積 釧根郷土芸能基金(釧路市)240517
 郷土伝統芸能と両輪の農山漁村&都市間交流に重要な枠組みを蓄積 釧根郷土芸能基金(釧路市)240517

 釧根郷土芸能振興基金では、第32回目にあたる令和5年度活動助成金を根室国で活動する3団体、釧路市に拠点を置く3団体に贈呈した。同基金では平成4年度から毎年3~6団体に助成金を贈っている。
 根室国の3団体は、漁村で活動する「しべつとどわら太鼓保存会」と「野付竜神太鼓保存会」で、もう一つの団体「美原子童太鼓保存会」は別海町中春別地区近郊の酪農村に誕生した。

 いずれも太鼓演奏に取り組む。漁村で活動する二団体はすでに半世紀以上のキャリアをもち、児童中心の「美原子童太鼓保存会」も30年を超える年輪を積み重ねている。近年、保存伝承がたいへん困難な経済環境にあるなか、いずれもいすれも健闘しているのだ。

 2020年2月のCOVID-19発生前後から、漁村は気候変動による漁業環境の変化が少なからず現れているようだ。酪農村はウクライナ戦後、空前の経営危機に包まれる。1)海外からの輸入飼料高騰、2)牛肉・生乳消費量の低迷に加え3)肉牛引き取り価格の暴落。郷土芸能を保存・伝承する環境はいっそうの厳しさを増しているようだ。

 ここに来て釧根郷土芸能振興基金がすすめる助成金贈呈の意義も、新たな理念を意識しなければいけない局面と、受け止めた。贈呈式後の茶話会に席を連ね、活動団体代表の活動発表を聴かせてもらいながら、想いめぐらした点である。

 基金開設期前後の保存伝承活動助成・発表会等参加助成に期待された点は、装備の多様化・演奏機材の補てんに頼られる点が少なからずあったのかも知れない。
 しかし今日に至り<そもそも活動継続と支持基盤拡充>に資するとされる、努めて「メンタルな側面での支援」。この点が極めて、重視されるレベルに達している観が深い。

北海道では育ちにくかった郷土伝統芸能。半世紀の蓄積を記録する団体数の増加にあわせ、留意しておきたい点がある。それは釧路市に誕生した釧根郷土芸能基金が、農山漁村と都市間の文化交流に重要な枠組みを蓄積してきたことにあるのでは。
 5月17日、一般財団法人 釧根郷土芸能振興基金が開いた理事会・評議員会議の末席にかけつけ、思いめぐらした点だ。
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サクラ開花期早まり、漁況に資源異常、阿寒湖のマリモも危機 季節のズレに注目240505
 サクラ開花期早まり、漁況に資源異常、阿寒湖のマリモも危機 季節のズレに注目240505

 掲載写真は通称「春日ヴィレッジ」と呼ばれる北海道営の公営住宅街。
 色合いの鮮やかさから手前のエゾムラサキツツジが、大いに目立つ。
 間に通路の屋根を挟んではいるも、その背景にはエゾヤマザクラがすでに開花。

 ●エゾムラサキツツジ (蝦夷紫躑躅) ツツジ科 【学名】 Rhododendron dauricum 【花期】 4~5月
 ●オオヤマザクラ (大山桜) バラ科 学名: Cerasus sargentii var. sargentii 花期 十勝=連続休日、根釧=2000年頃5月第4週、2020年=5月第2週、2024年=5月3-5日 別名 エゾヤマザクラ

 写真の撮影は5月5日のことで、ツツジとサクラが同時に開花は珍重でもある。
 報道を通じて伝えられる、「漁況に資源異常、阿寒湖のマリモも危機」。
 そこと重なることになるはず、 ツツジとサクラの同時開花。

 意外に深刻な「次」への表現ではないのか。
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市中に芽生える「手づくり観光プログラム」 観光=ヒトではないか240512
 市中に芽生える「手づくり観光プログラム」 観光=ヒトではないか240512

 「蜻蛉の碑」「与謝野晶子歌碑」「宇治市源氏物語ミュージアム」「宇治市観光センター」「宇治市営茶室『対鳳庵』」。
 投資対象施設は、この五カ所。「宇治市内に点在する源氏物語「宇治十帖」の古跡を巡るコース散策」。
 所要時間 約4時間(移動時間のみ)(宇治市の観光スポット巡り日帰り1日観光コース) 距離:約6.9km。

 いかがでしょうか。観光客のみならず、居住する市民とて生涯学習資源で、一日、愉しむことができるではないですか。
 お待たせしました。そのコースを転記載させてもらいましょう。
 https://narasen.mi-ktt.ne.jp/kankou_couse/uji-city/genji-koseki_couse/ 240515 10:45閲覧。

 ①JR奈良線JR宇治駅・京阪宇治駅
 ②→橋姫神社
 ③→夢浮橋
 ④→東屋
 ⑤→椎本
 ⑥→手習
 ⑦→浮舟(三室戸寺)
 ⑧→蜻蛉の碑
 ⑨→宇治市源氏物語ミュージアム
 ⓾→総角
 ⑪→与謝野晶子歌碑
 ⑫→宇治上神社
 ⑬→早蕨
 ⑭→宇治十帖モニュメント
 ⑮→宿木の古跡
 ⑯→宇治市観光センター
 ⑰→宇治市営茶室「対鳳庵」
 ⑱→JR奈良線JR宇治駅・京阪宇治駅

 「観光は、魂を揺するような『出会い』と『おもてなし』」。
 「自然景観であっても、見方&見せ方の<物語>が不可欠」。
 「観光とは、結局、ヒトではないか」。

 今、その「ヒト」が大成を目指しつつある。
 数多く印刷配布されている観光案内MAP&文学散歩図を「市民が読み、自身で活用したい」。
 2022年7月にたちあげた「遊ぶ=『ぶ』、学ぶ=『ぶ』、(自身を)褒める=『る』」を模した「ぶぶる1st~12th」に参加している女性たちが、めざしている。 

 掲載写真は「牛車(復元)」。宇治市源氏物語ミュージアム常設展示品。図録を持っていたが。
 「源氏物語宇治十帖古跡日帰りで巡るハイキング観光モデルコース」に匹敵するプログラム開発。期待することにしょうでは、ないか。
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牛車
市中に芽生える「手づくり観光プログラム」 観光=ヒトではないか240512

 「蜻蛉の碑」「与謝野晶子歌碑」「宇治市源氏物語ミュージアム」「宇治市観光センター」「宇治市営茶室『対鳳庵』」。
 投資対象施設は、この五カ所。「宇治市内に点在する源氏物語「宇治十帖」の古跡を巡るコース散策」。
 所要時間 約4時間(移動時間のみ)(宇治市の観光スポット巡り日帰り1日観光コース) 距離:約6.9km。

 いかがでしょうか。観光客のみならず、居住する市民とて生涯学習資源で、一日、愉しむことができるではないですか。
 お待たせしました。そのコースを転記載させてもらいましょう。
 https://narasen.mi-ktt.ne.jp/kankou_couse/uji-city/genji-koseki_couse/ 240515 10:45閲覧。

 ①JR奈良線JR宇治駅・京阪宇治駅
 ②→橋姫神社
 ③→夢浮橋
 ④→東屋
 ⑤→椎本
 ⑥→手習
 ⑦→浮舟(三室戸寺)
 ⑧→蜻蛉の碑
 ⑨→宇治市源氏物語ミュージアム
 ⓾→総角
 ⑪→与謝野晶子歌碑
 ⑫→宇治上神社
 ⑬→早蕨
 ⑭→宇治十帖モニュメント
 ⑮→宿木の古跡
 ⑯→宇治市観光センター
 ⑰→宇治市営茶室「対鳳庵」
 ⑱→JR奈良線JR宇治駅・京阪宇治駅

 「観光は、魂を揺するような『出会い』と『おもてなし』」。
 「自然景観であっても、見方&見せ方の<物語>が不可欠」。
 「観光とは、結局、ヒトではないか」。

 今、その「ヒト」が大成を目指しつつある。
 数多く印刷配布されている観光案内MAP&文学散歩図を「市民が読み、自身で活用したい」。
 2022年7月にたちあげた「遊ぶ=『ぶ』、学ぶ=『ぶ』、(自身を)褒める=『る』」を模した「ぶぶる1st~12th」に参加している女性たちが、めざしている。

掲載写真は「牛車(復元)」。宇治市源氏物語ミュージアム常設展示品。図録を持っていたが。
 「源氏物語宇治十帖古跡日帰りで巡るハイキング観光モデルコース」に匹敵するプログラム開発。期待することにしょうでは、ないか。
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宇治
 話はふられて、第二弾。それは修学旅行生を迎えるにはどうする、か。
またまた発言順は「18年間阿寒湖支所で観光行政実務一筋から社会教育機関の長」についで、二番目に。

 「そうですねー、京都府宇治市の訪問客受け入れ基盤=『ストーリー・源氏物語』ということを考えませんか」。
 「宇治市はですねー、駅を降りたらすぐに『茶壺型の郵便ポスト』があって、1)『宇治の銘茶』産地と、訴えています」。
 観光客は急いで「2)平等院鳳凰堂に向かっていそぎますよねー」。高校生も、迎える市民も、鳳凰堂が極楽浄土を今に再現、藤原頼通建立とは承知しています。

 「しかし、どうして鳳凰堂が宇治に、また宇治が茶の産地であるのか、訪問する人のなかにはまだ知っていない人が相当におるのですよ」。
 「答えは、『宇治が京の貴族たちの別邸』、つまり別荘地だったから」。
 「もうひとつ、宇治の市民も訪問する人も、宇治川こそ『源氏物語』むすびの十帖に配された『宇治十帖』の舞台」と、知っているわけですよ」

 「それだもの、岸辺から宇治川の川面を眺めて、『入水した女性を、端正な顔立ちの若き僧が救い」あげて、そこに『女人成仏の必然」を思いえがく」。
 特に「女人成仏の必然」は、瀬戸内寂聴師あたりの訳本から示されているようにおもうので、宇治川の岸辺、宇治川の川面に、「新たなる物語」が創造されたのかも。
 ただ、ここまで。それでは、釧路湿原国立公園や阿寒摩周国立公園に修学旅行生をうけいれる「積極的なムーブメント」は起案されないのだろう」。

 その一は「アイヌ民族の伝承説話」かも知れないし、二には「アイヌ民族社会の<限りない未来永劫の持続性>」かも。
 あるいはその三に「壮大な生物界の、生態系・生物多様性・食物連鎖や光合成のダイナミズム」なのかも。
 そこには「蓄積された想像力に裏打ちされた<イメージ世界の具現化=物語創造>が不可欠」ではないか、と。そこの点を、コーディネーターに強く期待した点でもあったのだ。

 元はと申すに、「観光とは=魂を揺るがす<出会い>&<おもてなし>」と括ってみることにした。
 余計なことを「追々、ヒトは孤独になる、そのときに<良い人生であった>と思える記憶、出会い、体験が<観光の醍醐味>では?」など、余分なことを申し上げた。
 そこを「高齢者向き」と受け止められたか、かえす刀で「修学旅行生=若者」吸引で、切り返されたのかも。

 若者対応は京・宇治の対応で 240512「復刻『阿寒国立公園の三恩人+プラス』を語る」の鼎談第二弾。
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阿寒摩周の自然が生み出す可能性、その共生のHow To 復刻『阿寒国立公園の三恩人+プラス』出版記念鼎談240512
 18年間阿寒湖支所で観光行政実務一筋から社会教育機関の長
 「観光とはなにかと言えば、通年・滞在・体験型と言われて久しい」。
 けれども「現在では国際性ということを加えた方が良いのではないか」。

「観光とはなにか」を承けて、城山モシリヤ学コミッション調査役。
 「それって、<魂をゆさぶる>ような出会い&モノ・コト・オトではないか」
 専門の観光ガイドは申す。「どんな観光ガイドブックをみてもらっても、観光地の現在を書いてある本は一冊もない」
 「それゆえ、ヒトは大なり小なり孤独に向かう」「生きていて良かったと思える景観・物語・おもてなしを数多く記憶してもらいたい」

秀和人文科学研究所代表
 種市さんは常々、「北海道は略奪の経済でなりたってきた」。それゆえ「これからは価値を作っていくことが必要だ」と申していた。

凸凹出版舎代表
 「確かに地元利用よりも海外から、この地の自然にあこがれる観光客は増えている」「それにむけての受け皿基盤って、とても重要ではないか」。

2024年5月12日午後、「国立公園誕生90年・阿寒摩周国立公園指定90年~今、よみがえる『阿寒国立公園の三恩人』の世界~」の第二部
「鼎談 復刻『阿寒国立公園の三恩人+プラス』を語る」で展開された、トークの序盤。 「これからの観光を考える」で15時05分から50分の設営。

 阿寒摩周の自然が生み出す可能性、その共生のHow To 復刻『阿寒国立公園の三恩人+プラス』出版記念鼎談240512
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法曹界
 法曹界に女性、祝賀会のスピーチセリフが聴かせる 「"法服”を彩る三紅点」381102
 記者から「日本で一番優秀なご婦人方だ」「謙虚でいらっしゃる」と言われ、寅子は本音をぶちまけた。→240510「NHK朝のドラマ 『虎に翼―女の一念、、岩をも通す?』」。

 「昔から私は自信過剰、負けず嫌い、一言多いと言われてきましたが…」。
 「この場に私が立っているのは、私が死ぬほど努力を重ねたから。でも、高等試験に合格しただけで、自分が女性の中で一番なんて、口が裂けても言えません」。
 「志半ばで諦めた友、そもそも学ぶことができなかった、その選択肢があることすら知らなかったご婦人方がいることを、私は知っているのですから」。
 「でも今、合格してからずっとモヤモヤとしていたものの答えが分かりました」

 「私たち凄く怒っているんです」。「ですよね」。
 「法改正がなされても、結局、女は不利なまま」。「女は弁護士にはなれても、裁判官や検事にはなれない」。
 「男性と同じ試験を受けているのにですよ」。「女ってだけで、できないことばっかり」。

 「ま、そもそもがおかしいんですよ」。「元々の法律が、私たちを虐げているのですから」。
 「生い立ちや、信念や、格好で切り捨てられたりしない、男か女かでふるいにかけられない社会になることを、私は心から願います」。「いや、みんなでしませんか?」「しましょうよ」。
 「私はそんな社会で、何かの一番になりたい」。「そのために、良き弁護士になるよう、尽力します」。「困っている方を救い続けます」。「男女関係なく!」

 会場はしらける。桂場等一郎(松山ケンイチ)は笑いがこみ上げ「失敬」。穂高重親(小林薫)は「素晴らしい演説だ」と拍手。竹中次郎(高橋努)だけが寅子を記事にした。
(写真は https://president.jp/articles/-/81259?page=2 PRESDENT WOMAN 240513 03:45)
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釧路川
 釧路川、その全長は154キロメートル。北海道東部の主要河川の一つにして、その付加価値は高い。
 「ヨーロッパ型河川」と目されるも、その高い流域の機能はさておいて、規模を比較するに圧倒的とも言える差異が。
 その差異は、カヌーで下る釧路川、同様にダム&水門が少なく船で旅できるロワール川との対比。 

 ヨーロッパの主要な地形  ①河川→釧路川=全長は154キロ ヨーロッパ型河川ながら規模に240511
 1位 ライン川 スイス・ドイツ・フランス・オランダ 1,233km
 2位 ドナウ川 ドイツ・オーストリア・東欧諸国   2,857km
 3位 エルベ川 チェコ・ドイツ           1,091km
 4位 ヴォルガ川 ロシア               3,690km
 5位 セーヌ川 フランス               780km
 6位 オーデル川 チェコ・ポーランド・ドイツ      854 km
 7位 ドニエプル川 ロシア・ベラルーシ・ウクライナ   2,285km
 8位 ポー川 イタリア  650km
 9位 ロワール川 フランス              1,012km
10位 ローヌ川 スイス・フランス           812km

 https://ameblo.jp/worldhistory-univ/entry-11962371284.html History of World 2014年12月09日(火)

 ●ロワール川 フランスの中央部を流れる川長さは1,012km、
 セヴェンヌ高地の北東に源を発し、ロアンヌとヌヴェールを北へ流れる。オルレアンで西方に変え、トゥールを流れてナントで大西洋に注ぐ。
 平野部の傾斜度が緩く流域が広大なため、しばしば深刻な洪水が起こる=856年、1866年、1910年の洪水が知られる。
 自然な流れの障害となるダム・水門は少なく、船による旅行が可能。田園風景や石灰岩の崖、童話の世界のような城の景観を楽しめ、人気が高い。

●ドナウ川(ヨーロッパで2位)
 独南部バーデン=ヴュルテンベルク州のシュヴァルツヴァルト(黒い森)に端を発し、ほぼ東から南東方向に流れ、中欧・東欧10ヶ国以上を通って黒海に注ぐ。
 河口にはドナウ・デルタが広がる全長2,857km=1,775mi。

●ヴォルガ川(ヨーロッパで1位)
 モスクワ&サンクトペテルブルク間に位置するヴァルダイ丘陵=海抜225mを源流とし、ロシア主要部(ヨーロッパ・ロシア中心部)を水系に含む「ロシアの母なる川」でもある。全長は3,690km。
 カスピ海に注ぐ三角州・ヴォルガ・デルタは160kmにわたり伸びており、その中にアストラハンなどの街があり、500程度の派川に分かれている。
 上流部は森林、南下して森林ステップ。さらにサラトフ以南はステップと半砂漠、河口のアストラハン周辺は砂漠気候。
 流域は肥沃で大量に麦を生産。石油・天然ガス・岩塩などの鉱物資源も豊富だ。ヴォルガ・デルタとカスピ海は漁業が盛んで、アストラハンはキャビア生産の中心地。このため沿岸の化学工場による汚染も問題となる。
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ぐるめ
 「季節感」=これこそリピーター客を誘引するキーワードか 厚岸グルメ館・コンキリエの牡蠣料理240501

 お近くの和菓子店。彼岸になる一週間、春は「牡丹餅」に、秋が「オハギ」。
 春秋、足をはこぶ習い。実物は同型、同種、同様の趣向ではあるも。
 4月になると「桜餅」「うぐいす餅」がお目見えすも、「蓬饅頭」&「モカ大福」は通年通じ、店頭に用意される。

 24年5月1日の市内配布紙。その一面には、「春限定カキパスタ登場」の見出し。
「厚岸味覚ターミナル・コンキリエ」の紹介記事だ。
 味覚ターミナルは、世に申す「道の駅」施設。通常、地 元住民が訪ねることは少ないのかも知れないが、地域密着型であるのが、この施設の利点、か。

 ある時から「季節感」ということに注目している。
 京都の和菓子老舗店に目が注がれるようになってからの、事かも知れない。和菓子つくりの生命は「季節感」 「見てくれ」に加えて「和菓子の物語性」。
 最後の「物語性」が老舗主人の<頭の使いよう>ながら、並み居る「茶匠」に育てられて、その見事なまでの<冴えわたり>。

 初めに貴人あり。貴人のお好みに育てられた。とうよりも鍛えられた、認められて初めて、業をなしおえる<厳しさ>が前段に。
 ここが北海道とは異なる点。「儲けがあがるから、業をなした」に始まるサービスは、いつの間にやら、「提供者優位」となっている。
 そうではないか。
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