受け皿
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the rite of afternoon tea   午後のお茶の習慣










類語 :



rite    儀礼の一部をなすふるまい・行為

      特に 特定の役割を担った人によってのみ なされるもの


ceremony  伝統的な 宗教的・社会的行事(命名・結婚・卒業など)として

      執り行われる儀式


ritual   そのような折に(* ceremony に際して)執り行われる

      一定の様式に従ったふるまい・行為(「儀礼」)

      という側面から とらえる語 ...



= 参照 : プログレッシブ英和中辞典 第3版 小学館 198019871998









《 (小野二郎のエッセイ)「紅茶を受け皿で」の核心は
  行動様式の違いに眼を向け 読み取り
  これを認めることから始まる

    ・・・

  ありていにいえば「紅茶をカップから飲むのではなくて」
  「お茶をカップから受け皿にあけて そこからすすっただけのこと」
  なのである

    ・・・

  「紅茶を受け皿で」の事例は
  小野の自著である『書物の宇宙』のほか
  『紅茶を受け皿で・イギリス民衆芸術覚書』(晶文社 1981)の中でも
  とり上げられた内容であるが

  小野は「紅茶を受け皿で飲む」という行為は
  単なる下品とか不作法なものではなく
  それ自体が一つの作法であり
  ある人々 階級 地域 大きくは国々にまで拡がっている
  独自の行動様式なのではないか

  ということに(小野は)問題を焦点化しているのである

  ・・・ 》


  = ハーバート・リード 著
    宮脇理 岩崎清 直江俊雄 訳
    『芸術による教育』
     [本書への接近 ? 解題にかえて] より








《 受皿で紅茶を人がいたことを最初に指摘したのは
  今は亡き小野二郎氏である

  氏によるとそれは
  貧しい人びとのあいだの習慣であったとされている

  たしかに十九世紀までは
  それは労働者の習慣だったと見倣して差しつかえあるまい

  ところが今世紀(* 20世紀)に入って
  女性たちのあいだに 受け皿から紅茶を喫する習慣が
  広がったようである

  『紅茶の本』によると 1910年頃に
  その習慣が一般的に見られたと書かれている

  D.H.ロレンスのような貧しい炭鉱夫の家庭では
  父親が受皿から飲んでいたことは事実だし
  ジョージ・オーウェルも BBCで働いていた頃
  わざと受皿から紅茶をすすっていたという

  ・・・・ 》


  = 出口保夫:著 『午後は女王陛下の紅茶を』 より









コップを受ける升

あるいは 小さな皿 で 酒を飲む

有楽町 ガード下 居酒屋


もつの煮込み が うまいっ!



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ひとつがすべて ではない


There is alternative.










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