読み遊び
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  小さなおともだちの一人に

  ただいま 歌の絵本がお気に入り

  − の 

  もうすぐ5歳になる 女の子がいるのですが


  彼女は 拙宅へ来ると すぐに

  プレイルームの 絵本コーナーから

  「アン○◇マン体操」といふ絵本をとりだして


    − これ読んで


  ト、迫ってきます


  物語ではなく

  歌の詞を 読んできかせろ といふのです


  *


  しのろうどく ,

  拙者にとって それは じつに むつかしく

  はずかしいもの なのですが


  拙者の 創意工夫 −


      まっ

      絵本をテキストにして

      一芝居打つ

      といつた ところでせうか ....


  − が 面白いらしく


  彼女は

  真剣に 耳を傾け

  絵を 見回しておりました



  ■



  ところで 絵のアイテムのなかに

  石油ストーブがあったので


    − これ なぁ〜んだ


  ト、質問をしてみたところ


    − えっ ・・・


  と 沈黙してしまいました


  さうなんです 彼女の生活の中に

  円柱型の 石油ストーブは 存在していないのですね


  さういへば

  われわれの 初等寺子屋時代

  教室にあった 暖房器具は

  コークスを燃料とする

  ダルマ でしたね ・・・


  =


  描かれている ところの

  ひとつひとつのアイテムを

  じっくりと みていく


  そして そこから

  おはなしを ひろげていくこと


  それもまた

  楽しい 「本読み」のひとつ です

























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