イフカル
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      「悪神伊不迦理て」− 倭姫命世記




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  訝る ;


  ちょいと この二文字が

  ざらつきまして ...


  例によって 国語大辞典(新装版)小学館 1988 の

  ヌァニを 回して みましたところ ...



     【訝る】


      上代は 「いふかる」

      平安は 「いふかる」 「いぶかる」 両用


      *


      2. いきどおる , 怒り狂う



  − といふ 説明に 遭遇し


  あらためて 己の 知識の無さを 思い知りつつ

  あらたなる発見に 嬉々としている ところです


  *


  しかしながら

  なぜ 悪神は イフカツタ ので せう ...


  そして  なにゆえに

  悪神 なのでせう ...


  ・・・


  「悪神」の 視線の先にある

  モノ コト を 思う

  午前です



  ◆



  【倭姫命世記】 やまとひめのみことせいき


   鎌倉中期の神道書 , 一冊

   禰宜五月麻呂が 神護景雲二年に撰したと伝えるが
   偽書で 度会行忠が弘安八年頃に撰したものかという

   天地開闢にはじまり
   皇居と神宮の分離
   二四か所にもなる皇大神宮の御遷幸のことなどを述べる

   神道五部書の一つ

   大神宮神祇本紀とも


   = 国語大辞典(新装版)小学館 1988


























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