火花
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   う〜む ・・・


   火花 くぁ〜




   ●



     《 (・・・)

       架空線は不相変鋭い火花を放っていた。彼は人生を見渡しても、
      何も欲しいものはなかった。が、この紫色の火花だけは、 −
      凄まじい空中の火花だけは命と取り換えてもつかまえたかった。  》



             〜 芥川龍之介「或阿呆の一生/八 火花」 新潮文庫


   =



   むむむむ


   同人誌 原稿 とぬぁっ


   むはははは〜

   忘れておったわい わい わい


   ・・・



   ん?

   いや ぬぁに


   なじみのサイトで

   「火花」の二文字に ふれたトタン

   後頭部左側に

   芥川龍之介「或阿呆の一生」の 火花 が

   スパークしたので

   読み返してみた ぬぉじゃぐぁ

   
   記臆していた〈記した〉箇所の 前段で −

   ゴム引きの外套の匂いを感じながら

   雨に濡れたまま アスファルトの上を歩いていた ところの

   主人公の 上着のポケットには

   参画している同人誌へ発表する 原稿が

   隠されておつた のじゃつた ぬぁ〜 てんてんてん


   おもわず 鯨笑してしまいました まる


   *


   じつは

   先週金曜日

   拙者は 27年来のつき合いである

   高等寺子屋時代の知己に

   両国で そばを

   浅草の止まり木で バーボンを

   ご馳走になつたのじゃぐぁ


   彼と拙者の 共有因子が

   同人誌 そして 芥川龍之介 ぬぁのでござる


   〈* 芥川は

     われらの出でし高等寺子屋の前身である

     府立中学の 卒業生 ぬぁので ありまする...〉


     ・・・


   十代の 一時期をともに

   高等寺子屋を卒業した後も

   ほどよき間を持って 対峙している

   わが知己との間には

   刻々と 色彩変化する ヌァニかが

   発生し続けている の かもしれぬ


   うむ さうじゃぬぁっ


   これからも

   ヌァニが 絶えることのないやうに

   在り続けてゆかう

   とぞ 思う


   内なる堆積が 攪拌されて

   楽しいひととき が 出現した

   土曜の夕べ にて ござ候






























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