7)転 意味=太吉津波伝説の構造 釧路アイヌ文化懇話会第435講250913
7)転 意味=太吉津波伝説の構造 釧路アイヌ文化懇話会第435講250913

“宮本千萬樹釧路郡長が残した湖と湖畔”で周知の春採湖。山本太吉家はコタンのエカシで信頼を集める。
 「伝説の象徴性・蓋然性と信憑性、祭神事」とする起承転結、承の第二話。
 岩清水康博氏が示す「クシロの津波」の内容紹介。

 津波通過地点が「津波と春採湖」と一致する内容。
 「クシロの津波」には現存するアイヌ語旧地名が多く語られている。
 9000年間のうちに20層。つまり20回に及ぶ津波の痕跡が地層に残されていた。

 「妥当性(時日にあてはまる)・実在性(実際に津波が起きた)」の信憑性が高い。
 それゆえに神事・祭祀を伴わずとも、多くの人に受容される伝承の内容とされてきた、そう推量される、と。