強く生きるということ
ときどき 考えます。

強く生きるということは いったいどういうことなのだろうかと。

自分のことや 周囲のことで さまざまなことが

毎日 起こります。

ニュースを見ても、どうしても目に行くのは

嫌なことだったりします。

けれど、 わたしは 先日 渋谷のフォーラムで

ノーベル賞受賞者の語った言葉に 深く頷いたのです。

ピロリ菌が 胃潰瘍の原因であると、発表したとき

誰もが 「そんなはずはない」と 笑い 

彼の意見はまったく 世間に受けいられなかったと

博士は壇上で語りました。

医学の権威あるひとのなかには 「わたしは君の主張が

まったく違っているいうことを、必ず実証してみせる」と

までいうひともいたといいます。

けれども。博士は淡々と語りました。

「が わたしは決して孤独ではありませんでした。」と。

博士は 家族が当然 「あなた そんなことをして

だいじょうぶなの?!」と 心配するなか、 

自らの理論を実証するために ピロリ菌を自分の体内にいれ

実際に 胃潰瘍を発生させるという 危険な 人体実験を

行いました。

「そこまでして。。」 ためいきに近いものが

同時通訳のイアフォンをつけたひとたちで埋まる会場に

流れました。