医学の進歩
バリー・マーシャル氏は

「酸性環境である 胃のなかに ”菌”が 存在するはずが

ない」と いう それまでの医学界の常識を 長年の研究の

積み重ねと実証により 見事に覆しました。

講演後半のパネルディスカッションのなかで、氏は

次にように 熱く語りました。

彼はまず 科学の重要性を 強く説いた上で

「大切なことは ”真実”は 民主主義で決められることでは

ない、と いうことだ。」と いいました。

それは どういうことかと いいますと

ある真実 (最初は発見であり、仮説である)を 発表しても

最初から それが真実であると みなに認められるわけではなく

たいていが (大多数のひとたち)が そんなはずはないと

いう。

けれど、 マーシャル先生のことばを借りれば

(わたしは感激して 自分のメモ帳に走り書きしました)

『ひとりの人が 真実を知っていれば。。

たとえ 信じてもらうまでに何年かかったとしても

結果として 多くのひとを 救うことができる。』

『真実がみつかっていれば、未来はある。』と。