2012年06月の記事


8bit Newsのこと 
みなさんも良くご存じの
NHKニュースキャスター 堀潤さん(米国留学中)が
お仲間と、新しい情報発信をする市民グループを立ち上げました。
なにかのご縁があって、わたしもそのお仲間に
加えていただくこととなりました。
志(こころざし)同じくする者として、
いままで培った わずかばかりの経験と、
いま自分が持てる限りの情熱を尽くして、
この国の 真の民主主義と、平和のために、
一個人として、8bitNewsの仲間として、
熱く、意見を発信していくつもりでおります。

ぜひ、8bit Newsの今後の活動にご注目して頂きたく、
また、eclatのみなさんのお知恵も 
お借り頂ければ、幸いです。

どうぞ これからもよろしくお願いいたします。

※8bitNewsは政治団体ではありません。
 
     Junko. Uehara
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フランス惣菜の店のこと
広尾神社よりすこし手前に、花屋と並んで、
なにやら 洋風の青い「館」が出店しているのに
気付いたのはいつだっただろう。
店はドアノブの真鍮の金具も、まばゆいほどに新しく
まるで、フランスのパリの街角に
立ったと錯覚するほどその「館」は 輝いていた。
広尾という街を 自ら選んで住まい、すこしずつ
毎日の生活に慣れ親しんでいった わたしだが、
それでも その「館」の中に足を踏み入れることは
まだ、躊躇われた。
わたしは 子犬のリードを強くひき、目で店内を
そっと見やりながら、いつもやり過ごすのだった。 
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レカンの魔法 
食通、もしくはこの店の常連たちは 皆、この言葉を知っている。
それは、この店に一歩足を踏み入れたときから、
まるで魔法にかけられたように、その店の雰囲気に
魅了されてしまう、と言う例えである。
広尾に引っ越して二年目の秋、わたしは いつものように
子犬を散歩させながら、ずっと 天現橋の方まで
足を伸ばしていた。 帰り道、フランス大使舘を右手に、
駅へ向かう 緩やかに曲がった 坂道。
ここは すこしだけ、故郷の家のあたりを彷彿とさせる。
南麻布4丁目という標識が目にはいる。
広尾神社が ここにあることは 前年に知った。
部屋に、かつてのように 神棚も仏壇もない今の暮らしは
どこか 心もとない気がして、時ある度ごとに
この神社に参るのが いつのまにか習わしとなっていた。
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