1日目大分
仕事が終わった俺はかなり急いで家へ
途中救急車がいて
俺のバイクよりも明らかに遅くて
抜いてしまいたくなった、

荷物はまとめてあったのですぐに家を出て
駅へと向かった、
バイクで行くか悩んではいたけど
帰りの最終に乗れそうだったので
バイクで行くのはやめた、
朝かなり寒いのもあるけど

で、電車に乗ったらひとつ進んだだけで
いきなり緊急停車
踏み切りに車が進入していた、

出発までに間に合わないかもなんて
早速思ったけど
5分くらいで走り出してくれて
なんとか間に合った、

ずいぶん久しぶりに羽田に来た気がする、
1年以上経ったか

今回初めてJALに乗るので第一ターミナル、

ツアーのチケットを受け取って
連れと連絡を取って
ロビーで合流、

そもそも今回の旅は
だいぶ前にネットで知り合った人に
会いに行くのが大方の理由で
1月のこの時期に本来なら西に行くより
北方面でスノボーに行くのが
常道だろう、
どうも俺は九州に行くときは何かしら目的がある
時が多い、

ってことで今回初の主要ではない地方空港へのフライトで
飛行機小さいのでないかとか
考えたけどぜんぜん普通のジェットだった、

久しぶりに乗ったからかなんか落ち着かない飛行だったけど
無事大分には着いた、
レンタ屋さんがちょっとマイナーなため
これも少し不安だったんだけど
ETCも付いていて全然問題なかった、

空港を出てすぐに大分ののどかな風景になり、
別府を目指した、

市内へ入る前に鉄輪の文字が出て
右へ折れる

会う約束はしていたものの
当日の予定はほとんど決まっていなかったので
どこでどう合流するかは未定だった、
一応初日は別府に泊まるのは決まっているので
その周辺の観光になるだろうと
思ってはいたんだけど
到着時点でやっぱり15時近かったので
ここは定番の地獄めぐり、だな

ってことで血の池の前辺りの駐車場について
一息ついた、
隣ではすでに意識のない人が一人

起こして地獄めぐりをすることに
当初8個全部はまわらないだろうって
思っていたんだけど
なんだか勢いで共通入場券買ってしまったので
がんばってまわることに

間欠泉が噴いていたり
煙立ち上りまくりの赤い池があったり
白い池があったり
温泉卵売ってたり
ドロみたいなのがゴボゴボいってたり
ゾウさんがいたりフラミンゴがいたり
ワニがプカプカ浮かんでいたり沈んでいたり
ピラニアが水槽の中で泳いでいたり
とにかく多種多様、
半分くらいのところに足湯があって
それなりに楽しめるのかもしれない、

今回の旅でプラン的にちょっと残念と
思えるのは
この周辺の時間の取り方が少なかったことかな
結局今回の旅で
入れた温泉は泊まったホテルの内湯と
地獄めぐりの足湯だけだったから、

つうことで
地獄めぐりの途中で今回出会う予定だった人が
途中参加してきまして
ここで合流、
初めての挨拶となりました、

俺のほうも話したいことは結構あったんだけど
連れのほうが全然ネットでも話していないと
思われたのでなるべく女同士にして
遠くから観察していることにした、

なんだかこの二人の微妙な距離感を感じながら
地獄めぐりも終わり
一度ホテルへ行くことに
チェックインを済ませて車を置いたら
知り合いの車で食事へ

知り合いから聞かされていた大分名物
とり天
別府で調べると有名どころはいくつか
出ていたけど
検索で最初に引っかかるところはこの日定休日
なのでおそらくここへ行くだろうなって
思っていたところへ
知り合いは案内してくれた、

とってもいい雰囲気の店で
注文したのはもちろんとり天定食

初めてこのメニューを聞かされたときは
からあげでない天ぷらの鳥って?
って思ったんだけど
実際に食べてみるとこれはこれで全然アリなんだって
思えた、
この店は天つゆが出てきてそれに付けて食べるように
なっているんだけど
食べ方については店によって色々あると
言っていた、

それにしてもこれがランチだと600円台
夜でも800円台で出ているってのが
驚きだった、
ちなみに3人で食べたわけだけど
出てきたご飯は余った、
量もかなりある、ということで

満足した後は観光なんて
する気はなくなっていた、
本当ならじっくり話したい気分だったけど
妙な距離はなかなか縮まってくれなさそうなので

俺が会ったら大抵の人には誘う
カラオケに行ってみることに

またこの人もあまりカラオケはしないらしいので
連れと同じように歌っていれば
なじんでいくかなって思った、

しかし、どうにもまともじゃなかったのは
俺のほうだったみたいだ
別に歌の上手い下手は
俺の中でどうでもよくって
採点をやっていい点が出ていなくても
俺自身が出し切って歌っていればそれで
よかったんだけど
やっぱりなんとなく恥ずかしかったのか
遠慮していたのか
なかなか声を出せていなかった、

だいぶ経って彼女が席を外した時に
たまたま湘南乃風かなんか歌ってて
急に吹っ切れたのかもしれない、

それからはいつも通りに歌えていたと思う、

しかし、ようやく出せてきたと思ったら
もう一日終わりの時間だった、

実際に今日は俺以外の人は楽しめていたんだろうか、
そんなことを考えながら
ホテルに戻り温泉に浸かっていた、

いつもとだいぶ違う連れを見て
連れはこのままのほうがいいんだけどなぁ
なんて少し思ったりしていた、