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また時が過ぎていく

止まることなく

相変わらず俺の周りだけ
時はゆっくり流れていく

自分の傷を人に与えて
楽になろうとしている自分が居る、
そんな非現実的な
壊滅的な考えに囚われ
自分の論理を変えれない自分、

これが時

そう言ってしまえばそれまで

自分が見てきた、感じてきた



それは覆ることがない
いい意味で裏切ってはくれない、

もはや今の自分に
あの世界でやり直そうなどという
素晴らしい考えも気力もない、

日々流れてくる
どうしようもない事件や
犯罪に甘美な響きすら覚える

犯罪者への目覚めなのか

それも冷静な自分はくだらない
とさえ思っている、
ただ、
その中に本当に微かな
人のやさしさと
俺の得たい可能性が
数%でもあるのなら
その賭けにのるかもしれない、俺が
いるのもまた事実

あまりにも可能性は低い

今の俺が次の勝負で持ちこたえられる
可能性より遥かに低い確率

もちろんこんな考えを
普通の人はしないだろう、
俺だって
今まで見てきたもの感じてきたものが
普通だったら
こんな考えにはならなかったろうよ

この部分はたとえ俺がこの先
戻れない状態になってしまっても
解って欲しいな、
無理かもしれないが・・・