八丁味噌(≧∇≦)
先日、ホワイトデーの贈り物を買い求めに岡崎の八丁味噌の会社へ行ってきました。
最初にカクキュウさんへ行きましたにゃん(*ΦωΦ*)

ホワイトデーに赤だし味噌って、どうなの?(×ω×;)アセアセ
実は、ちゃんとお菓子とかもあるんだわん▽^ェ^▽ ワン!
大阪の堂島ロールを作ってる会社が堂島ロールラスクっていうのを作ってて、ここでしか買えないという逸品なんですにゃん♪ なぜかというと、このラスクにはここの八丁味噌を使った八丁味噌味というのがあるんですにゃん♪というわけで、ここでしか手に入らないんだわん♪
買い物ついでに工場見学もさせて頂きましたにゃん♪

私は今まで味噌というものを手作りした経験はないもので、1度は作ってみたいと思いますが、そう簡単なものではないような気がしました。
何度か甘酒からどぶろくを作ることはやっていますから、雑菌などの発生には相当な注意が必要であるといったことは承知しておりますが、やはり一般家庭は雑菌がウジャウジャと飛んでおりまして、こいつらの処置には細心の注意が必要となってきます。
ときどき安易に乳酸菌を入れちゃう記事も見かけますが乳酸発酵が進むと、古くなったキムチのように、やたらと酸っぱくなってしまいますから、これも、どうなのって思います。

さて、八丁味噌の八丁ていうのは何?
これは岡崎城から西に八帖(およそ870m)の距離の場所を昔、八丁村といっていたそうでして、すぐ横には矢作川が流れておりますです。
そこで独自の製法と二年以上の歳月をかけ作った豆味噌を八丁味噌と呼んでいます。
このカクキュウさんのすぐ南にあるのが、まるやさんでして、この2軒だけが八丁味噌と名乗ることが出来ます。

シャンパンはシャンパーニュ、テキーラはテキーラ地方やコニャックはコニャック地方のように原産地の呼称となってますにゃ♪シャンパンと呼べるのはシャンパーニュ地方のものだけで、他の地域のものはスパークリングワインなどと言ってますにゃん。 テキーラも他の地域はメスカルなどといったりしますわん♪U゚Д゚U

さて工場見学で説明された事を紹介しますわん
八丁味噌は丸大豆と水と塩が原材料ですにゃん
大豆を水で戻し、蒸しますと赤くなり赤味噌に、茹でると白味噌となるのだそうです。これは知らなかったわん

蒸しあがったものは2階の湿度ムンムンの室で豆麹をつけて味噌玉というものにします。

これで味噌のモトは出来るのですが、その前にこの味噌のモトを二年以上熟成させるための大きな樽を作って置かなければなりません高さ1.8m、底の直径も1.8mの人がスッポリ隠れてしまうくらいの巨大な杉樽を作ります。 昔はタガを竹で作っていたのだそうですが、今は作れる職人さんが居ないそうで鉄の棒を輪にしてナットで締め付けていくタガを使ってるそうです。 竹のタガは緩みが少なく何十年も占め直さなくて良いそうですが鉄のタガは数年で締め直さないと樽に隙間が出来てしまうそうな(;^_^A

先ほどの味噌玉をタライに入れて二人で担いで大きな樽へと運び樽の中に投入していきます。 樽の中の人はそれを踏んで隙間なく空気を抜いていきます。
樽の中には3トンもの味噌玉が入るそうで、これはかなりの重労働だと思われます。はい(^ω^;)
昔、製薬会社で働いてた時に一缶60kgの薬缶を上げたり下ろしたりしてたけど、あれはキツかったわんU゚Д゚U
1度に100kgとしても30回、半分の50kgで60回!!樽に掛けた梯子を登って運ぶことになるにゃ〜Σ(|||▽||| )
こりゃ!たまらん 今はある程度は機械化されているのだろうけど、昔の人は全て手作業でやってたのだから、たいしたもんだわん♪

さて味噌玉を詰め込み終わると、その上に麻布を敷いて上に石を積んでいくのですが、この石は矢作川の上流で昔、採取した石で今は川の石などは勝手に取ったりしてはいけないので、昔のものをくりかえし使っているそうです。 この石積みも、ただ積めば良いってもんじゃなくきっちりと崩れないように円錐形に積み上げ頂上に丸石を置いて転がりおちたら、また最初から積み直しとなる。 積み上げる石の総重量はこれまた3トン!!ひょぇ〜Σ(|||▽||| )おらぁ、こんな仕事してたら坐骨神経痛でいかれちまうだ〜
などと思ってしまいましただよ〜
石積みが終わると、あとは自然に任せて、二年ほどで出来上がるらしい♪ 夏場は50度近くまで温度が上がり冬は氷点下まで下がったりするそうな。

編集 boonyan : ペンさんコメント有難う♪赤だし味噌は八丁味噌に米味噌を混ぜたものの事をいいます。 昆布や鰹だしが入っている訳ではなく、だしの入ったものは、だし入り味噌と言って区別してるそうです。と工場見学の案内の人が言ってました。
編集 ペン : 貴重な豆味噌なんですよね。ペンは時折赤出汁のお味噌汁が恋しくなります。