佃煮・お洒落踊り・一軒残った漁師一家 埋立地に「漁師町のにぎわいを ~千葉県 浦安市~」NHKB4K 251011 
 佃煮・お洒落踊り・一軒残った漁師一家 埋立地に「漁師町のにぎわいを ~千葉県 浦安市~」NHKB4K 251011

目が覚めると「すること」があり、「しなければ」の営み。
 生業と生活が一体。祈り、満足、一抹の不安が介在し、感謝。
 かわりゆくなかで、残り続けるコトガラは、なにか。
 
 経営家庭が満たした漁村、首都圏のベッドタウンに化して勤労者家庭があふれる。

 舞台は東京湾。海が汚れ、魚が不漁で、都市型勤労者と地付き漁業経営の所得格差。
 テーマパークとして新規起業の土地買収、通勤者ベッドタウン化の土地買収。
 漁業者は漁業権を放棄するに至る。首都圏とむすぶ軌道交通が通じて37年。

 江戸前の漁師街に、今、「1軒だけ残った漁師一家の4代目」(「番組案内)」。
 女性たちは諦めない。「伝統のお洒落踊りのけいこ」(同)
 往時は20軒はあったという「漁師たちに愛された江戸昆布佃煮」。

 テーマパークの地にも、ベッドタウンにも、シブトク残る。
 佃煮の香り&伝統となっている浦安の味。若い店主は申す。

 「マチはかわらんが、浦安の町自体は変えられませんから、佃煮屋も減ってきたけれど、いいものもできている」
 「新旧入り混じったところは楽しみながら私たちもうまく溶け込んでやっていきたい」。

 (番組案内)」
今回の舞台は千葉県浦安市。都心まで電車で約20分、タワーマンションが建ち並ぶ風景からは想像しにくいが、かつては江戸前の漁師町だった。旅人が訪ねたのは、浦安にたった1軒だけ残った漁師一家の4代目。この春、教師をやめて漁師を継いだという。決意の裏に何があったのか。さらに伝統のお洒落踊りのけいこや漁師たちに愛された佃煮屋も訪問。浦安の今に息づく漁師町の心意気に触れる、