11)結 意義=危険予知の伝承力量 釧路アイヌ文化懇話会第435講250913
11)結 意義=危険予知の伝承力量 釧路アイヌ文化懇話会第435講250913

ハルトリコタンの山本太吉エカシが伝えた「津波と春採湖伝説」。
地縁共同体で語り伝えられた、その伝承力に注目。
要を「(内容)簡潔・エカシ位置=自ずから聞く者を転ずる強い伝承力」とする第3話。

口承伝承の内容が、「今日、どのように活かされることが大切か」で私見を紹介。
 (3)生命・財産・自然破壊を限りない持続と折合で “つながる”。
(4)エカシに<おのずから周囲を転じ然らせしめる“地域の知恵” >を読み、
(5)地縁共同体を血縁関係に置換して、いま家族関係希薄のなか地域家族の提案。

「自身転じせしめる」には、渋柿は日光の働きで甘い柿に転ずるの例。
その知見を「可溶性タンニンが日光で不溶性タンニンに転じ渋味を感じさせぬ」位置にある、とした。