青森・東通原発設計大幅見直しへ…東京電力
青森・東通原発設計大幅見直しへ…東京電力

2011年4月21日(木)14:34

東京電力の藤本孝副社長は21日、 東通 ( ひがしどおり ) 原子力発電所(青森県)の建設計画について

「津波、地震対策で新しい知見を入れ、運転開始は相当に延期させる」と述べ、1号機、2号機ともに設計を大幅に見直す考えを示した。

 読売新聞との単独インタビューで明らかにした。東電は同原発1号機で始まっている工事の当面見合わせを決めているが、

設計見直しに踏み込んだのは初めて。

 同原発1号機(出力138万5000キロ・ワット)は2017年3月、2号機(同)は20年以降の運転開始を目指していた。

東電は福島第一原発7、8号機の新設も事実上断念しており、すべての原発の新設計画を見直すことになる。