菅首相が福島入り、知事と会談=原発の避難所も訪問
菅首相が福島入り、知事と会談=原発の避難所も訪問
時事通信 4月21日(木)9時51分配信

 菅直人首相は21日午前、自衛隊ヘリで福島市入りし、福島県庁で佐藤雄平知事と会談した。

東京電力福島第1原発から20キロ圏内の避難区域を、法的に立ち入りを禁じる警戒区域に指定する方針を伝達。

原発周辺住民が避難している施設も視察し、午後に帰京する。

 立ち入り禁止措置は、貴重品などを取りに避難区域の自宅に戻る住民が相次いだため、

安全確保の面から県が国に要請していた。政府は22日にも指定する方向で調整中だ。

首相は、住民が強く希望している一時帰宅の準備状況も説明する。

 知事との会談後、首相は、第1原発がある大熊町の住民らが避難生活を送る田村市内の体育館や、

第2原発を抱える富岡町と同町に隣接する川内村がともに役場機能を置く郡山市の多目的施設「ビッグパレットふくしま」を訪問。

避難住民の要望を直接聞き、原発事故の収束を急ぐ方針を伝える。

  最終更新:4月21日(木)9時57分