東電社長、今夏の電力供給増強へ
東電社長、今夏の電力供給増強へ

(読売新聞) 2011年04月18日 23時14分

 東京電力の清水正孝社長は18日の参院予算委員会に政府参考人として初めて出席した。

 今夏の電力不足について、清水社長は

「約5200万キロ・ワットの供給力をなんとか確保したい。

小型のガスタービン(の火力発電)なども含め、さらに積み増したい」と述べ、

現在の計画より供給力をさらに増強する意向を示した。

東日本大震災で東電の電力供給力は一時、3100万キロ・ワットまで低下。

その後、運転を停止した火力発電所の復旧などで5070万~5200万キロ・ワットに増えると発表していた。

 また、政府の新成長戦略に盛り込まれている原子力発電の輸出について、清水社長は

「(原発の)海外輸出も含めて、海外戦略は見直さざるを得ない」と改めて述べた。

福島第一原発事故を早期に収束させるために、海外事業を全面的に見直す考えだ。