田中康夫氏が衆院選出馬へ
田中康夫氏が衆院選出馬へ 兵庫8区、冬柴氏と対決


  


2009年7月16日(木)11:30

 8月18日公示、30日投開票の日程が固まった次期衆院選に、新党日本代表の田中康夫参院議員(53)が兵庫8区(尼崎市)から立候補する意向を固めたことが15日、分かった。田中氏の関係者が明らかにした。8区は公明党の冬柴鉄三元国土交通相の地元。最重点区と位置付ける民主党が、参院で統一会派を組む田中氏に立候補を要請していた。選挙は民主が全面支援する見通しで、与野党激突の注目選挙区になりそうだ。

 田中氏は一橋大学卒業。「なんとなく、クリスタル」などで知られる作家から2000年10月、長野県知事選に立候補し当選。「脱ダム宣言」などで注目を集めた。知事在任中の05年に新党日本を立ち上げ、07年7月の参院選で当選した。

 民主党の小沢一郎前代表は昨年秋以降、田中氏に衆院くら替えを打診。田中氏は当初、太田昭宏公明党代表が立候補する東京12区への小沢氏の国替えとの「東西セットのサプライズ」を目指していた。西松建設巨額献金事件などもあり、同時転出は沈静化したが、鳩山由紀夫代表も引き続き衆院くら替えを強く要請。田中氏は15日、小沢、鳩山両氏と東京都内で相次いで会談し、立候補の意向を固めたもようだ。

 田中氏は震災直後、被災地でボランティア活動に当たり、神戸空港建設の是非を問う住民投票条例制定に向けた運動にもかかわった。


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神戸新聞からの記事です。


写真は 6月27日(土)
東京立川市駅前で、弁を振るう田中康夫氏

(photo by izayoi)