君へのメール
○○○がつらいおもいしてないか しんぱいです なにがあっても ぜったい まもるからね おかあさんは ○○○ ぜったいに まもるから
あめのひも かぜのひも
まけないで。


泣きながら夜中に打ったメールです。

わたしは思ったんです。

「ああ 実の親子でも こんな辛い思いをする。

わたしは ひとり(父)から言われるだけだ。

ならば。。

わたしの愛する息子は
母親のいない あの家で

自分の父親と その親と

どんなにか 辛い年月を送ってきたのだろうかと。

涙 流れるままに ぼつぼつと 携帯で文字を
打ちながら思ったのは
あるとき
「○○○です 電話ください」と PCのメールサーバーに入ったときのこと。

そして すぐにそのとき 電話してあげられなかったこと

なんて
かわいそうかことをしたのかと。。

わたしが 息子に電話したのは 数日経ってからだった。 書かれた携帯の番号。 それは 初めてわたしに教えられたものだった。
もう 遅い時間で ベッドのなかだったのだろう。すこしくぐもった声で それでもすぐに 「あ おかあさん?」と 声が聞こえた。