真っ赤なアルファの中では、寒さも吹き飛ばす二人だけの熱い時間があったか無かったか?
会社シリーズがつづくなぁ

新人さんたちは、「名前」で苦労しているようだ
客の何人かは、名前を名乗らない
当然、新人には何処の誰それさんか、皆目見当がつかない
さらに、矢継ぎ早に訳のわからん部品を注文されて
困ってみんな俺に電話をつなぐ

俺は、最初の
「もしもし」
だけでほとんどの客はわかるし
当然自動車部品についてもまあ精通してるから確かに俺にフレば安心なわけだ
でも、電話が同時に3発鳴って、3人が取って、3人同時に保留して

3人同時に俺を見つめた時には・・・

俺は聖徳太子じゃねえ!

3人の目は懇願して云う
「私の電話に出て・・・」と
どうせ見つめるなら、もっと違うトキとトコロで目で語ってくれよ


ということで、お客を覚えてもらうために
今日はなっちのアルファロメオで2人で配達に行ってきた

確かにすげぇ
F1マシンみたいにセミオートマ
ハンドルの後ろに左右にレバーがあって、ワンタッチでシフトのアップダウンができる
クラッチペダルの無い、マニュアル車みたいなもんだ

さすがに、真っ赤な外車が店先に停まると、ちょっとお客は面食らっていたな
車中の俺を見て、なにオンナと遊んでいやがるんだ、と思ったかもしれない
実際、天気はよかったし、田舎の山あいを走ってれば
そのままデートっつーカンジ
おしゃべりが途切れなかったよ
遠回りして帰りたかったが、あんまり遅くなると
会社に戻って妻がツノ出してりゃ恐いから、サクサク帰ったよ
「こんな時間まで、二人でドコでナニしてたの!」
なんていわれたくないモンね

あ〜
またデートしてぇ