壁の中からネコの鳴き声・・・・
仕事っていうモンは、終わりがない
土曜休みを返上して、日曜の今日も午後から会社へ来た

すると、ネコの声
先日書いた、仔猫の声
ヒトの気配がすると、親ネコが黙らせるんだけど
今日に限って
みゃあミャアみゃあミャアみゃあミャアみゃあミャア
うるさい

あんまり鳴くんで、様子を見に倉庫へ行くが
いくら探しても、声はすれども姿は見えない
こっちからは向こうから聞こえるし
向こうにまわると、あっちから聞こえる
間には10cm程の壁しかない

おかしいおかしいと思って、ふと考えた
まさか、・・・壁の中!

なんてこった!
・・・しゃーねえ
意を決して開かずの2階に上り、ゴッタクをよけて壁の隙間を懐中電灯で照らしてみる

いた!

狭い隙間の2m下に、仔猫がいた
暗がりで彷徨って落ちたのか

一人ではどうしようもない
けど、今日は日曜で社員を呼び出すのは気が引ける
かといって、この暑いさなか鳴きつづける仔猫をほっといたら
たぶん脱水症状で死んじまう

しかたなく妻とガキを呼び出し、ガキを下に待機させ
妻に明かりを持たせ俺はロープで吊り上げる作戦に出た
ところが狭くて、妻のでかい尻が邪魔でうまくいかない
そこで下のチビと交代させ、何度かチャレンジした
何度やってもダメで、もう壁を壊すしかないかなと思い始めた時
仔猫がようやくロープにしがみつき、無事に保護できた

その時の写真が非常口のもの

みんな汗だ〜らだら、ホコリで服と鼻の穴が真っ黒くろすけ
箱にいれてミルクをやっておいた
夜中にまた会社に戻って確認したら、親猫が連れ戻っていたよ

だからこんな時間に日記書いてる
明日っからまた仕事だっつーに、辛い
でもよかった
こんな夜中に、壁の中から
死にそうな猫の鳴き声なんて聞きたくないもんね