閉店ガラガラ〜 (|・ω・)|
行きつけの中古レコード店が5月に閉店してしまうことになった(~_~;)
前々からこちらのほうを閉店して本店だけでやっていこうかという話は出ていたのですけど、それが現実となってしまい、とても残念な話です。
少し前に日記で書いたように、世界ではレコードがここに来てCDを凌ぐ売れ行きで、日本でもそれに追随して再びレコード生産を開始する動きも出ているようです。
何もそんな時期に店を閉じなくたって良いんじゃないのって思うのですが、もう店長もかなりの高齢でして、リアルタイムでTHE BEATLESの武道館公演を見に行った年代の人ですから、身体もあちらこちらガタが来ておりまして、閉店直後には2度目の心臓のステント導入手術を予定しているとのことです(~_~;)
まあ、そんなこんなで離れた2店舗を掛け持ちで手掛けるのも少々疲れてきたというわけで閉店を決めたそうです(~_~;)あぁもったいない

レコードの楽しいところというのは、あのデリケートな音溝に注意深くピックアップ針を下ろしていく行為に集約されるのではないかと思います。 好きなアーティストの大事なレコードに自分の不注意で傷が付いてしまったなんてことにでもなれば、うわぁー俺はなんてダメな人間なんだ!!(´Д` )なんて自己嫌悪に陥ってしまったりするくらい慎重に扱うようなレコードですから、そりゃねレコードの扱いによって、そのアーティストへの思い入れも計れたりしちゃいます。
CDのように多少の擦れ傷くらいでは音飛びしないようなものとは違い、LPではちょいとした傷が同じ箇所を何度もリプレイしてしまうというような原因になったりもして、もはや修正の利かないレコードはとても悲しい末路になってしまうことも多々あります。
なんせ材質がビニールですから、熱には弱いし、湿度にも弱く保管する場所が湿度が高いとレコードにカビが生えちゃったりもします。 夏場は直射日光に当たるような場所に置いていたらグニョグニョに変形しちゃったりもしますから、ストーブの前だとか熱源には近づけてはいけません(^^;)

そんなデリケートなレコードですから愛着が湧いてくるもんです。 長年の愛蔵盤なんていうのもレコードコレクターの中には存在するもんです。 これだけは死ぬまで絶対に手離したくないなんてものもあるもんです。(˘ω˘;)
現在のところ中古レコードの相場は本当にレアなものを除けば、発売当初の1/10から半額以下というのが殆どです。この先、若い世代にレコードファンが増えてくれば、必然的に中古レコードも需要が高まり値段の高騰もありうるかもしれません。
レコードブームの再来は嬉しいけれど価格の上昇は嬉しくないというのが私の思うところです。
CDが出始めた頃というのは松田聖子あたりの時代ですから、それ以前に発表された歌謡曲などは
CD音源化されてないものも多く、結局のところレコードもしくはカセットテープで聴く他はないわけです(^^;)

ですから、昔の曲をレコードで聞きたいという人は、やはりレコードプレーヤーを購入したいと思うのですが、ここで問題なのが、それらを製造する大手の電機メーカーがまだまだ少ないというのが実情です。
それに比べて、人件費の安い中国のメーカーの素早い動きといったら、既にローコストなレコードプレーヤーをネット通販などで世界中に販売してます。

残念ながら物価も人件費も上昇してしまった日本では今後、製造業は成り立たないかもしれません。

それじゃ何やったら儲かるのかしら?(~_~;)
世界にない精密さと技術力はまだまだ健在かもしれんけど、それが失われたら日本は( ´;゚;∀;゚;)