2025 05/06 10:05
Category : 催事
●石炭増産と折り合い【地域を文化で創る】春採湖ヒブナ生息地・国指定天然記念物 ぶぶる16th250531

●珍奇ナル湖ニシテ 1937年師走25日、「春採湖ヒブナ生息地」が天然記念物に。
指定理由を「春採湖ハ上層ニ過飽和ノ酸素ヲ含ミ下層ニハ之ヲ缺ク珍奇ナル湖ニシテ往古ヨリ多クノ緋鮒ヲ産ス緋鮒ハ鯡ノ紅化セルモノニシテ本棲息地ハ我國有數ノモノナリ」と示す。
湖畔一帯は人手加わり、釧路炭田を代表する炭鉱の採炭坑口、選炭場、港口輸送路、住宅街が集中した。
□20年太平洋炭礦が開業。軌道輸送で石炭を坑口から港頭に鉄道輸送。湖畔の陸地は埋め立てられていた。
●環境に柔和、分断・対立・闘争避け災害に強い 昭和恐慌 後、柳条溝事件を起こし、釧路港から中国大陸に送る貿易 品は増加。
□南西口は失業対策事業で城山の丘陵を崩し湖畔の埋め立て に。別保に続き厚岸・上尾幌の炭鉱も太平洋炭礦経営に移 る石炭増産時代。
とりわけ石炭は、その生命線でもあった。事実、石炭統計 をみるとその出炭量は41年にむけ戦前ピークを記録。
「石炭増産にノー」を言えない時代。春採湖の環境を保全 する知恵=天然記念物の国指定。時代にあらがうことが出 来ない世相をシッカリ見きわめた。
□「ノーとはいわずに、持続利用を実現」は「地域を文化で 創る」の典型例。

●珍奇ナル湖ニシテ 1937年師走25日、「春採湖ヒブナ生息地」が天然記念物に。
指定理由を「春採湖ハ上層ニ過飽和ノ酸素ヲ含ミ下層ニハ之ヲ缺ク珍奇ナル湖ニシテ往古ヨリ多クノ緋鮒ヲ産ス緋鮒ハ鯡ノ紅化セルモノニシテ本棲息地ハ我國有數ノモノナリ」と示す。
湖畔一帯は人手加わり、釧路炭田を代表する炭鉱の採炭坑口、選炭場、港口輸送路、住宅街が集中した。
□20年太平洋炭礦が開業。軌道輸送で石炭を坑口から港頭に鉄道輸送。湖畔の陸地は埋め立てられていた。
●環境に柔和、分断・対立・闘争避け災害に強い 昭和恐慌 後、柳条溝事件を起こし、釧路港から中国大陸に送る貿易 品は増加。
□南西口は失業対策事業で城山の丘陵を崩し湖畔の埋め立て に。別保に続き厚岸・上尾幌の炭鉱も太平洋炭礦経営に移 る石炭増産時代。
とりわけ石炭は、その生命線でもあった。事実、石炭統計 をみるとその出炭量は41年にむけ戦前ピークを記録。
「石炭増産にノー」を言えない時代。春採湖の環境を保全 する知恵=天然記念物の国指定。時代にあらがうことが出 来ない世相をシッカリ見きわめた。
□「ノーとはいわずに、持続利用を実現」は「地域を文化で 創る」の典型例。