バスの中で 
今朝は すこし早めに家を出た。
きのうよりとても陽射しも暖かく、バスに乗っている間も
ガラスごしに眩しいほど。
BeamsのPC用バッグと書類いれを持ち
二人掛けのシートに最初座っていたのだが、込み合ってきたので
荷物をひざの上に置き 誰がきても座れるようにした。
そこへ 年配のご夫婦が 前から乗ってこられた。
シートはすでになく、それぞれわかれて 席を探している様子。
女性のほうが こちらへやってきたので、
わたしは座っているシートの右へさらに身を寄せて
目顔で「どうぞ」と にっこり 促した。
女性も にっこりと 「すみません」と わたしの左へ腰をかけた。
隣に乗合わすのにも なにか 相性のようなものがあると思う。
右に左にと揺られ 外からの陽射しに目を細めながら
わたしは 自然と声をかけていた。 
「今日は暖かくて よかったですね?」
すると 女性も 「ほんとにね。」と 「雨なんか降った日には
出かけるのも 辛くって。」と わたしも ええ ええ と
頷く。
終点までつくと 女性は わたしに丁寧に 「ありがとうございました」と お辞儀をして 
ご主人と合流するようにして 乗降口へと向かった。
当然ふたり用の席へ 座るのだから わたしにお礼をいわなくても
いいのだが やはり こう挨拶されるのは そのひとの人柄に
好感を持てるものである。 ときおり 20代の若い女性でも
そう言って 綺麗にお辞儀をされると 驚くと同時に、 「ああ
日本も 捨てたものじゃない」と すこしオーバーだが
ほっとしたりするわたしである。

編集 十六夜 : ぶ~にゃんさま 今晩は ^^  そんなひといたらやあ~ね(笑  お天気がいいと、みんな こころ穏かになるのかも♪ 
編集 boonyan : レジの前で並んでいるのに、それを無視して入り込む不届きな人が多い昨今、微笑ましい光景ですにゃ~(^^;)