不思議な夢
きのう10日の明け方、わたしは不可解な夢を見た。
夢のなかで わたしは生家へ帰っていた。
なんだか 隣近所のおばさんたちが 騒いでいた。
もうすぐ行われる「榊祭り」の 一大イベントである
「十二支行列」
白装束に身を固めた 神社の神主たちが、それぞれ
十二支の動物たちを掲げた御輿(みこし)を担いで
街道を厳かにわたってゆく。
先頭をきるのは わたしが中学のときの担任。
英語教師の橋本先生。80をすぎて、なお健在である。
夢のなかで 先生は 襞たれをゆっくり翻しながら
こちらへと向かってこられた。
わたしが その場所から生家に戻ると。。
家の前の コンクリートで舗装された道路が
こんもりと盛り上がり、ひび割れていた。
わたしは 「なんだろう?」と いぶかしげに見ながら
よく見ると。。ひび割れた道路の傍らに 
紫色の花が 咲いているのが見えた。
あれは なんの花だったのだろう。。

きのうの朝、わたしは ベッドから毎朝目覚めたときに
見る 高いシェルフに 何か置きたいと 急に思いつき
玄関脇のメッシュ棚にいつも置いてある 二匹の猫(缶)を
ならべておいた。
彼らは ちいさいながら 凛とした眼をして、まるで
沖縄の獅子のように わたしを見下ろしている。
わたしは それで すこし安心したのだった。


今朝方の地震で、TVを見ているとき
地震でひび割れた道路が映し出されたとき やっと
わたしは はっと 思い当たった。





写真は 街道を 電線をよけながら進む山車