野ばら
童は 見たり

野中の 薔薇

清らに 咲ける

その色 愛でつ

飽かず 眺む

紅 匂う

野中の 薔薇




ああ なんという違いでしょう

同じ 休日だというのに


嘆くのは やめましょう

せっかく

胸に深く吸い込んだ薔薇の香りが

だいなしですもの(微笑