01月22日のJavaScript


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使用した写真は、イエメン紀行 アラビア物語 九日目(その6)です。シバームからメインロードを離れ、10分ほど山を登ると、ごつごつとした岩の固まりのような村の前に到着する。長い間、部族間の争いと他民族支配への抵抗を続けてぎた山岳部族の村の典型的な形を、ここでは目にすることができる。
 スーラは小高い丘の上に造られた村で、山を背に東側の斜面にある。周りは段々畑が広がり、その内側には城壁がある。この構造は戦略的に大変優れたもので、昔の人々の知恵に感心しないではいられない。まず丘の上にあり敵を発見しやすい。そして村の背は自然の要塞に守られているので、前方から来る敵を防げばよい。そして段々畑と城壁に囲まれているために、敵は攻めにくい。16世紀、強大なオスマン・トルコがイエメンを支配していた時も、この村は独立を保っていたというから驚きだ。もちろん今は敵に攻められることはないが、生きた歴史を学ぶには絶好の場所だ。
 岩山に向かって城壁に沿って左に歩くと重厚な門がある。門をくぐるとすぐ右側にはモスクのドーム、正面には石造りの家が密集している。細い路地に入っていくと、大昔にタイムトリップしたかのよう。何百年も変わらない家々は細かい装飾が施されて、窓の形も丸いものもあれば四角のものあり、実にバラエティに富んでいる。窓に木の枠がはめられ、中が見えないようになっているのは女性の部屋。注意して観察するといろいろな発見がある。歩き回るだけで楽しい。
 イエメンでは主要観光地である「砂漠のマンハッタン」で外国人観光客を狙ったテロが起こり、その後はソマリアの海賊やテロの拠点になり今ではとても怖くて行けない。2007年2月から3月にかけてのこの時には国の貧しさは感じたが、危険と隣り合わせの旅とは思わなかった。




今 日 の 一 枚