鉄鼠の檻
やっと! やっとっ! やっとぉぉぉぉぉぉっ!
読めたわ(*^^*) 鉄鼠の檻。面白かったわ。

京極堂小説読んでると考えちゃうのは、人間って、何てーか、陰陽混合の存在なんだなぁ、と云うことなのですな。
そんなのは、別に色んな小説や漫画でいわれてる。でも、光と闇の戦いになっちゃうこともとても多い。
でも、違うのよ。闇もないと生きていけないのよ。だけど、道徳とか宗教とかが、結構闇を駆逐してしまうので、それで段々生きにくくなってくるのね。
だから、闇を認めなさいよ、と言われている気がする。あっていいんだよ、なかったことにして、それを無視したり、捨てようとしたりするから、自分が歪んで行くんだよ。そして、辛くなるんだよ、と。
あるから歪むんじゃないの。あることを認められないから、つまり、窓の桟に物が挟まっているのに、それを無視して閉めようとすれば歪むよね。すきま風も入ってくるし、下手すると窓が外れちゃう。それを、知らない振りして力づくでも閉めようとするから、犯罪になったり事故になったりするのよね、と。

私はずっと、それでいいんだよ、生きていることは、全然悪くないんだ、どんなになったって生きてていいんだ、と云う気持ちがあって、それが書きたくて小説書いているようなものなんだけど、いまいちそれが上手く書けてはいないのね;^^)A だから、こういう小説読むと、凄く羨ましくなるわ。

物凄く久しぶりに、ああ、自分の物語を書こう、と思いました。

でも結局京極話を書いてしまった今日の私だったりするけどさ……(--;)