夏といえば水着・屋外セックス・ゆかた・キャミ・ペディキュア・そして天体観測
「☆」を観に行ってきた

近所の、ちょっと山へ入ったところ
カーセックスには充分だが、アオカンにはちょっと厳しいなっくらいの山の中・・・
といえば想像つくだろう

そこに、臼田スタードームなるものがあって
60cmカセグレン式反射望遠鏡とコンピュータ制御の星導入装置が
アイリット型天体ドーム内に設置されている
前に訪れた時は、俺達家族だけに選任の講師がつき
実にゆっくり観ることが出来た
いいかえれば、普段はそれだけ閑散としている施設だ

だが、この日は違った
夏休みの無料大観望会ということもあり
100人近くかな、家族連れや林間学校と見られる学生など
狭いところにぎゅうぎゅう詰め
講師のおっさん、きっとこんなに多くの入場者は期待してなかったのだろう
張り切って熱弁をふるっていた

しかし
特筆すべきこと

こんな俺でも、昔は天体写真なぞを撮っていた
その苦労はかなり知っているつもりだ
ナンパした女を口説いてヌードを撮るなんて生易しいモンじゃない

通常、写真などで見る星雲星団は、カメラをバルブの解放にして
数十分〜数時間も露光して撮ったものだ
長時間わずかな光を集めることにより
暗い星星も、あのように赤や黄色の光を放つ美しい雲のように撮ることができる
事前作業として、明るいうちから人気と光の無いところを入念に選び
場所を選定したら極軸と赤道儀を正確に設置し
撮影がスタートしたら、ガイド星を頼りに目を凝らして微調整をしつづけ
ヘタすりゃ一晩かかって3〜4枚しか撮れない
あげく現像してみたら、ぶれてたり光が入ったりピントがずれてたり
極寒の中、夜通しで死ぬ思いで頑張ったあの努力は一体何だったんだ?
ってことが天文写真じゃよくあること
だから、おっさんが織姫のエンゲージリングである琴座のM57、通称リング星雲を見せてくれるといっても
肉眼ではたいしたものは見えないだろうとタカをくくっていた

が!

見ておろろいた!!!
写真とほぼ同じように見えるではないか!
赤い色こそついていないが、そこには写真で観るのとまったく同じ
星雲が観えた
これじゃ1分の露出でもハレーションをおこしてしまうくらい明るすぎる
60cm主力望遠鏡の威力を思い知ってしまった
スゲー
とにかくすげー
見えるもんなんだ
どうすごいかというと
ベッカムをテレビでみるのと、生で目の前で見るのと
どっちがスゲーか?っつーことだ

他に月面とか、白鳥座の二重星とかヘルクレス座のM13球状星団を見せてもらったが
とにかくスゴイ
人数が多すぎてこれ以上見ることが出来なかったのが残念
また行こう

最後は講師のおっさんによる星座クイズ
おもろい
ガキを終盤まで残しはしたが、優勝はできなかった
その中の一つをご披露

おっさん「みなみのうお、みなみ十字、みなみのさんかく、みなみのかんむり、こん中で実際は無いものはな〜んだ?」
正解は、全部実際にはある
俺が云ってやった
「んじゃ、みなみのヨーコってのはどうです?」
「お、それいいな 来年つかわせてもらいます」

…お互い古いな