美酒
日曜日 第35回佐久市消防操方大会 当日
前に書いたが、いろいろあって俺は結局選手にはならなかったが
結論から言うと、わが第十分団は

消防自動車の部が、3位
小型ポンプ(珂搬)の部が なんと優勝!

いや、たいしたモンだ
「見る日記」に載せた

俺達お手伝いは週2日程度の早起きで済んだが
それでも大変だったのに
選手はニヶ月間、週5日以上、毎朝5時〜7時まで練習に次ぐ練習
まあ、そのくらい気合を入れてのぞまなければ、入賞はありえないってことだ

慰労会では、選手から部長から分団長から、感極まって
涙・なみだ・泪・・・
挨拶する人、皆なみだ
総勢50名のうちかなりの者が、一緒にもらい泣き

期間中に、親の亡くなった班長が2名
それでも翌日には出てきて、練習を手伝った
選手は全国大会にまで見学に行って、多くを学んできた
今回から初の選抜チームでも、選手や周りのものが一丸となってまとまった
いろいろな労苦も、皆で酒を酌み交わせば笑い話だぜ


確かに、消防団なんてモンは、酒かっくらって女漁って
ロクでもねぇ集団だ、と言う声も、聞こえる

が、火事に限らず、地震・津波・大雨・台風など自然災害の他に
飛行機事故・海難事故・交通事故などの安全維持
また、行方不明者の捜索・祭りやイベントの警戒警護・山狩りなどの手伝いまで
すべて人手を要する危険な仕事やその後始末は
消防団が加わっている
それも、無給だ
働き盛りの20代〜50代までが、善意のボランティア活動だぜ
朝だろうが深夜だろうが、真冬だろうが真夏だろうが
メシ食ってようが風呂入ってようがSEXしてようが
召集かかったら即集合
妻はプンプン 子供はブゥブゥ

雲仙普賢岳の噴火では、警戒中の消防団員が亡くなった
阪神大震災では、自分の家を失った団員が、みなのために走り回った
あきせちゃん、りせちゃんが行方不明になった時も、地元の消防団がフル出動して捜索にあたった
先日、消防士が3名なくなった火事の時も、周りには多くの消防団員がいたに違いない

文句があんなら、やってみてから、言え


話がそれたが、久々に美味い酒だった
俺もちょっち、もらい泣きしちまった

男泣き、いいモンだぜ